• 医療関係者向けセミナー
  • トレーナー派遣
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
新着情報

アーチコラム 浜松市で運動をしていて、つま先を下に下げると足首の後ろが痛くなる方へ

こんにちは。

浜松市にあるアーチ鍼灸整骨院の鈴木です。

現在、私は鍼灸師の資格を所有し、怪我や痛みの治療、再発予防の為のリハビリ・トレーニングを診させていただいています。

 

 

運動をしている方、スポーツをしている方でアキレス腱自体に痛みはなく、じっと安静にしていれば痛みは出ないのに、運動やスポーツをすると足首の後ろに痛みが出る方はいませんか?

もしかしたら、原因は三角骨という骨によるものかもしれません。

 

その骨によって痛みがでるものを"有痛性三角骨障害"と言います。

 

初めて耳にする方が多いと思うので今回は、有痛性三角骨障害についてお話させていただきます。

 

 

目次

 

1.三角骨とは?

2.三角骨が出来てしまう原因

3.発症しやすいスポーツ

4.症状

5.治療

 

 

1.三角骨とは?

距骨の後方に存在する過剰骨(距骨後突起の過剰骨)で、全ての人に存在する骨ではありません。だいたい10%くらいの人にあると言われています。

また、10才半ば頃から三角骨ができる可能性が高いと言われています。

 

  

 

 

2.三角骨が出来てしまう原因

・距骨後方の突起が成長期にしっかりと骨癒合しなかった(骨癒合不全)

・繰り返し距骨と踵骨が衝突する事で突起が剥離してしまった(偽関節)

    偽関節:骨が癒合せず別々の骨のようになること

 

 

3.発症しやすいスポーツ

三角骨は足関節底屈強制(足の甲を伸ばす動き)を繰り返すことで痛みが出ます。スポーツ種目としては、つま先立ちしていることが多いバレーダンサーや新体操、足の甲を伸ばしてボールを蹴ることがあるサッカー、つま先を伸ばして相手を蹴ることがある格闘技に多いと言われていますが、他種目でも発症することはあります。

 

      

 

バレエダンサーで脚が痛い方はこちら

 

サッカー少年で踵が痛い方はこちら

 

ミニバスをやっていて踵が痛い方はこちら

 

4.症状

 足の甲を伸ばす動きをすると足首の後ろで三角骨が脛骨と踵骨に挟まれ痛みが出ます。通常は無症状ですが、運動やスポーツ、捻挫などの外傷を契機として痛みが出ます。オーバーユースも痛みを引き起こす原因の1つと言われています。

痛みの表現は様々で、足首の奥が痛いと訴える人やかかとが痛いと訴える方もいます。

痛みが出る場所は、外果(外くるぶし)とアキレス腱の間で、アキレス腱自体を押しても痛みはありません。

 

  

 

アキレス腱が痛い方はこちら

 

ひどくなると内側にも痛みが出てきたり、歩いてるだけでも痛みが出たりします。基本は足関節底屈で痛みが出ますが、長母趾屈筋腱の炎症がある場合には、回内・回外や足関節背屈でも痛みが出ることがあります。

※長母趾屈筋腱は足関節を底屈する動きで働く為、足関節底屈すると三角骨と長母趾屈筋腱がこすれ、炎症が起き痛みが出ます

 

 

5.治療

運動時のみ痛みが出る場合(軽症の場合)は、安静にしてアイシングをすることで症状は軽くなります。また、ご自身で前脛骨筋という筋肉をリリースして頂きたいです。

 

前脛骨筋は、脛骨外側上部側面から足首の前を通って内側の足裏に付く筋肉です。

 

      

 

この筋肉が硬くなると足の甲を伸ばす動きがスムーズに出来なくなり、足首の後ろがつまり、三角骨がより圧迫され痛みが出やすくなってしまいます。

 

やり方は、テニスボールなどのボールを使ってすねの前の筋肉をゴリゴリとほぐします。

グリッドという筒状のリリースグッズがある方はそちらを使って頂いてもいいです。どちらもない方は自分の手でやります。

 

  

 

それでも痛みが引かない場合は、三角骨自体以外に原因があるかもしれません。

放っておくと足関節の制限などをきたしてしまったり、痛みをかばってしまい別の所にも痛みが出てしまう可能性もあるので、今までのことが当てはまる方がいましたら、一度当院を受診してみてください!

 

 

お問い合わせはこちらから↓

 

アーチ鍼灸整骨院

〒433ー8114

静岡県浜松市中区葵東2–8–14

☎︎053–523–9190

 

鍼灸師   鈴木里菜

 

他の記事をみる

LINEでお問い合わせ