アーチコラム ウォーミングアップはなぜ必要なのか?その目的を解説!!静岡で運動する方必見!
こんにちは。スポーツラボ鍼整骨院 西脇店の椋本です。
私はケガのリハビリやパフォーマンスアップのトレーニングを行い最高の状態になるまでを
サポートするアスレティックトレーナーの資格を持って、
静岡市西脇の店舗で主にリハビリ、パフォーマンスアップのトレーニング指導を行っています。
今回のテーマは
「ウォーミングアップはなぜ必要なのか?」 です。
「なぜ?」と聞かれて「ケガをしないため!!」と答える方が多いです。
この答えが思い浮かんだあなた!正解です!!
しかし、ウォーミングアップの効果はそれだけではありません!
今回はウォーミングアップについてお話します。
まずは、3つの効果をお伝えします。
①スムーズな筋力発揮ができる。
ウォーミングアップすることによって、体温が上昇します。
これにより関節内の潤滑油が分泌され
関節がスムーズに動きだします。
更に、筋肉の温度(筋温:体温とは違います。)も上がります。
筋肉内のカルシウムイオンが活性化され
筋肉がスムーズに動きだします。
関節、筋肉の柔軟性が向上します。
②エネルギー効率が上がる。
体温上昇により、酸素が血液に流れ込みやすくなります。
血液に流れた酸素は筋肉へ届きやすくなります。(筋肉は酸素がエネルギー源になることがあるので、
筋肉には酸素が不可欠です。)
酸素が届いた筋肉は作業効率が上がり効率良く筋肉を動かすことができます。
③神経系機能が向上する。
筋肉を動かすのは必ず、
脳からの命令が必要です。
筋肉から脳へ、脳から筋肉への命令をスムーズにすることがケガをしないためには必要なことなのです。
足首の捻挫で考えてみましょう。
〈足首の捻挫 再発予防☜こちらを〉
捻挫のは捻挫しやすい足の動きがあります。
捻挫を回避するためにはその動きを避ける必要があります。
運動中に、脳が「これ以上の動きは捻挫をしてしまう!!」と危険信号を出します。
危険な動きを制御するのはもちろん筋肉です。
その時に脳から筋肉への伝達が遅いとケガに繋がります。
脳と筋肉の伝達が速ければ速いほどケガのリスクは低くなるイメージがついたのではないでしょうか!!
この3つの効果からわかる通り
筋肉、関節、神経伝達がスムーズに動きだすことで、
ケガをしにくくなり、試合に最高のパフォーマンスで挑むことができます。
では、「どのくらいの時間ウォーミングアップをすればいいの?」
と疑問に思いましたよね?
結論から言うと
ウォーミングアップは15分するのが効果的です。
なぜかというと、
はじめに述べたように、ウォーミングアップでは体温、筋温を上げる必要があります。
体温(直腸温)、筋温ともに15分程度で最大値まで温度が上昇します。そこから運動していくと、その温度は継続されます。
更に競技にあった動きをウォーミングアップの後半で入れる
ことですぐに運動を始めることができ、体が動きやすくなります。
〈ミニバス向けのストレッチ☜こちらを〉
しかし、注意点があります。
①競技によってウォーミングアップの時間を変えること(試合の時)
試合時間の短い競技(陸上の短距離、空手、剣道)は最高のパフォーマンスが試合開始すぐに出せるように、
時間をかけて準備する必要があります。
逆に、競技時間が長い(マラソン、サッカー)はウォーミングアップでエネルギーを使いすぎると
本番で実力を発揮できないので、必要最低限に抑えましょう(軽い体操、ストレッチ)。
〈ストレッチの使い訳☜こちらを〉
②ウォーミングアップ後はすぐに運動を始めること
パフォーマンスに繋がるウォーミングアップの効果は5分程度です。
ウォーミングアップが終わって、時間の経過とともに効果は失われていきます。
試合などで時間が空く場合は防寒対策をとるようにしましょう。
この注意点に気を付けるだけで、
パフォーマンスが上がり、試合でいい結果だ出せます。
この文章を読む前からウォーミングアップをしっかりとしていた方は更に細かい所まで意識をして、
手を抜いてウォーミングアップをしていた方は
ケガのリスクが潜んでいること、
なぜするのかということを理解したうえでウォーミングアップを行ってください。
これからもあなたの好きなスポーツを全力で楽しんで下さい!!
スポーツラボ鍼整骨院 西脇
アスレティックトレーナー 椋本 みのり