アーチコラム 名古屋でスケボーのジャンプ動作(オーリー、フリップ等)で膝が痛くなる原因の考え方
こんにちは。柔道整復師の中川裕太です。
私は、スポーツラボ鍼整骨院 滝ノ水/A-Village滝ノ水にて、アスリートのパフォーマンスアップや痛みで困っている方を中心に診させて頂いております。
今回はスケボーのジャンプ動作で膝に痛みが出る原因の考え方についてお話させていただきます。
その前に、
今年からオリンピック競技になりましたスケートボード。
パークとストリートの2種類で開催されるそうです。
競技人口は、純粋な登録選手は約3000人。プロは約80人。
とてもアクロバティックでケガと隣り合わせのスポーツだと思います。
その中で特に痛みの出ることが多い場所は、
膝関節
足首
手首
です。
足首の痛みについてはこちら
https://www.arch-treat.com/news/detail/71
手首の痛みについてはこちら
https://www.arch-treat.com/news/detail/151
では、今回の本題、『膝関節の痛み』です。
スケボーをやっていて、オーリーやフリップ等で膝が痛くなる選手が多い印象です。
高いところから跳んで、その衝撃をどこで受けるかによって、痛みは出たり出なかったりするとはずです。
痛みなくプレーしている選手も多くいるでしょう。
どのように着地すると膝の負担が減るか。
痛い選手とそうでない選手は何が違うのか。
オーリー動画
フリップ
私達が考えているのは、
股関節の使い方と重心の位置です。
まず最初に、股関節の使い方についてお話させていただきます。
ジャンプの技をやる際は、太ももがお腹に付くぐらい股関節を曲げて跳ぶ選手が多いです。
その時に、股関節が硬くて曲がる角度が浅いと、腰が丸くなってしまいます。
そうなると、お尻の筋肉(殿筋)が縮こまって、上手に使うことが出来ないので、
過剰に前ももの筋肉(大腿四頭筋)を伸ばされた状態で使うことになります。
【お尻の筋肉】
【前ももの筋肉】
股関節の可動域を増やす事で、
お尻の筋肉が使いやすくなり、
前ももの筋肉を使いすぎないようになります。
股関節の可動域を増やすストレッチなどはこちら
https://www.arch-treat.com/news/detail/115
次に、重心の位置です。
これは普段生活している姿勢が関係しています。
立っている際に、骨盤が後ろに傾き、背中が丸くなり、踵に重心が乗ります。
いわゆる猫背です。これをsway-back姿勢といいます。
私達は、重力に逆らいながら生活をしているので、これ以上踵に重心が乗らないように、
前ももの筋肉がブレーキをかける感じで働きます。
その姿勢の選手がオーリーやフリップをやろうとするとこのような姿勢になるはずです。
この姿勢のまま跳ぶと前ももの負担がすごそうではないですか?
良い姿勢
オーリー、フリップをする前と着地をする際の股関節の使い方は膝の痛みにとても関係しています。
この二つで痛みはもちろん、高く跳べたり、着地が安定したり、パフォーマンスにも変化が出てくると思います。
膝の痛みの改善方法の流れはこちら
https://www.arch-treat.com/news/detail/72
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柔道整復師 中川裕太