アーチコラム 子供の成長痛!静岡で8~12歳男の子に起きやすい、走った後カカトの痛み、それは「セーバー病」かも! その対処方法について
スポーツラボ鍼整骨院 西脇店 院長の中田 徹です
静岡市駿河区の整骨院で 鍼灸師として多くの患者さんの治療に携わっています。
今回は 「セーバー病」 またの名を 「踵骨骨端症」 についてお話しします。
この セーバー病 とは何者かというと
カカトの痛み です
発育期(8~12歳頃)の子どもの骨の成長は未成熟です
カカトの骨も とても柔らかく
成長に合わせて骨の形状も変わります
しかし発達途中の柔らかい骨の状態で
①、繰り返しのジャンプ
ex,ミニバスのジャンプシュート や バスケットボールのスパイク動作 など
②、ダッシュを何本もする
ex,陸上練習のダッシュ や 体育館でのシャトルラン など
③、何度も踏ん張る
ex,サッカースパイクを履いた状態で急なストップ動作 や 陸上のハードルトレーニング など
それぞれの動作を繰り返し行うことで
カカトの柔らかい骨に過度な負担がかかり
一時的な血行障害 と
炎症 が起こります
これが セーバー病 です
人によって片足だけでなく
両足を痛みめてしまうこともあり
男の子は女の子の6倍も多く発症しています
(注意)
ただし、アキレス腱を痛めている場合も似たような症状が出ることがあります
ご注意下さい
どちらかわからず不安な方は
治療院の先生に判断を仰いだ方がいいです
セーバー病の痛みが出る場所
赤〇の場所です
人によって足裏に痛みを訴える方もいます
出る症状は?!
Ⅰ、腫れる
Ⅱ、押すと痛い
Ⅲ、歩くのが痛い
*痛みが強いとつま先歩き(カカトをつけたくないので)
などがあります。
当てはまる症状はありませんか??
対処方法
基本は
痛みを見てある程度の運動制限が必要
筋肉の硬さを取る
靴を変えてインソールを入れる
*靴は痛みを軽減する為に必ず必要です!!
過去に靴を変えるだけでも半減する方もいました
この三つが痛みを取るためには必要なことです
そして
Ⅰ・Ⅱ の症状の場合は
アイシング!!
Ⅲ、の症状の場合は テーピング処置での痛みの変化を狙います
うまく歩けない時期が長いほど復帰は長引くので
普通に歩ける状態をつくるためテーピングはとても重要になってきます
そして
これが一番大事です
カカトが痛くなった本当の原因を追究すること!!
痛みを軽減する為には
筋肉の硬さを取ることや
テーピング処置はとても大事ですが、
筋肉が硬くなってしまうのは
どこか無理をしている場所があるから
仕方なく筋肉が頑張って硬くなるので
その原因を探さないと
復帰してもまた筋肉が硬くなって
同じ痛みが出てしまいます
だから、
筋肉を硬くさせないための
身体の使い方を変えること
これが大事です!!
では、どのように変えていくのかというと
問診でその方の訴えをしっかり聞いて
- 痛みが出る場所を細かくまで把握して
- その痛みがどのようにすると痛いのかを知り
- そこで何が起きているのかを見極めて
- それを改善する為に何が必要なのかを伝えることをしています。
カカト周囲の痛みでお困りの方
早めの治療が一番の復帰への一番の近道です。
来院お待ちしています
スポーツラボ鍼整骨院 西脇店
静岡市駿河区西脇33-1
054-266-3831
中田 徹