ジャンプ力を上げたいバレーボール選手へ!腕振りは「大きく速い」だけでは高く跳べない!?良い腕振りとは!?(スポーツラボ鍼接骨院 沖縄)

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アーチコラム 沖縄でジャンプ力を上げたいバレーボール選手へ!腕振りは「大きく速い」だけでは高く跳べない!?良い腕振りとは!?(スポーツラボ鍼接骨院 沖縄)

こんにちは。

スポーツラボ鍼接骨院 沖縄院の片岡厚紘です。

 

私は鍼灸師の資格を持ち、

小学生から高齢の方までの治療やリハビリに携わっています。

 

また、バレーボールのトレーナー活動などを通して

バレーボール選手のパフォーマンスアップや

傷害予防にも携わっています。

 

さて、今回はジャンプのお話をさせていただきます。

みなさん、

 


「ジャンプをする時、

 腕を上手く振れていますか?」

 

バレーボールという競技はネットを挟んで行う競技。

ましてや攻撃の中心となるスパイクは

ネット上のプレーになるため、高さがとても必要になります。

 

また、ディフェンスでも同じことが言えます。

ディフェンスはネットディフェンスの「ブロック」と

フロアディフェンスの「ディグ」がありますが、

良いディフェンスには必ず良いブロックが必要です。

 

ディグが上手くなりたい選手はコチラ

ブロックが上手くなりたい選手はコチラ

 

 

ブロックもご存じの通り、ネット上でのプレー。

ジャンプ力がとても必要になります。

 

バレーボールでのオフェンスにもディフェンスにも

高さのために必要なジャンプ力。

このジャンプ力には「良い腕振り」が必須です。

 

簡単に言えば、

腕振りが上手いとジャンプ力が上がります。

なぜ大事なのか。どんなトレーニングをすれば上手になるのか。

お話させていただきます。

 

 


1. 腕振りの重要性

 

【腕を振ると高く跳べる】

これはほとんどの人が意識はしたことがなくても

自然と体にしみついていると思います。

 

ですので、「自分の思う一番のジャンプをしてください。」

と言うと、誰しもが腕を振ってジャンプすると思います。

 

そうなんです。

腕を振った方がジャンプ力は上がるんです。

 

バレーボール選手で腕を全く振らずにジャンプする選手なんて

見たことないと思います。

他の競技でもそうです。

 

なので高くジャンプをするために「腕振りをする」は当たり前にできていると思います。

問題なのは「上手く使えているか」です。

 

自分のジャンプを振り返ってみてください。

良い腕振りが出来ているでしょうか。

そもそも、良い腕振りの基準は何でしょうか。

 

 

2.「良い腕振り」とは

 

ジャンプの際の良い腕振り。

それは大きい腕振りでもなく、速い腕振りでもなく、

「下半身とタイミングが合っている腕振り」

だと考えます。

 

腕を大きく振ることも、

腕を速く振ることも間違いではありません。

むしろ必要なことです。

 

しかし、下半身とタイミングが合わない腕振りでは

高くジャンプが出来ません。

ジャンプという動作は

下半身だけで行うものではないからです。

 

 

走りを想像してみてください。

より速く走ろうとすると必ず腕を速く振りませんか?

 

【走る】という動作は片足ジャンプの連続になります。

片足ジャンプで遠くへ跳べば跳ぶほど、

走りでのストライド(一歩の歩幅)が大きくなり、

短い時間でより長い距離を走れるようになります。

(つまり足が速くなるということ)

 

片足ジャンプを連続して行っているため

腕振りは必須です。

腕から足まで、体全体を上手く使うことができる選手の方が

足が速くなります。

 

少し話が逸れましたが、つまりは

「高くジャンプをする」ためには

「体全体を連動させて使う」ことが必要で、そのために

「腕振りのタイミング」が合うことが必要

ということです。

 

3.良い腕振りの基準

 

次の写真を見てみてください。

 

赤のベクトルが下肢(股関節~足首)の力の向き

青のベクトルが腕振りの力の向き

 

3枚目では下肢の力の向き腕振りの力の向きが同じ方向を向いています。

腕振りのタイミングはこのことを言います。

 

 

ポイントは

『腕が上に上がるタイミングと同時に下肢も伸び始めているか』

です。

 

 上に上がるタイミングは腕のラインが

体幹の軸より前にあることです。

 

3枚目で地面に力を加えることで、

床から力がはね返ってきます。

(床反力、地面反力といいます。

バレーボールを強く地面に叩きつけるとはね返ってくるのと同じ原理です。)

 

同じタイミングで力がはね返ってくると、

バラバラに力がはね返ってくるのでは

結果的にどちらが大きな力が生まれるでしょうか。

間違いなく同じタイミングで力がはね返ってきた方が良いです。

 

これは腕振りが遅いため、腕の力がはね返ってくる時には

もうジャンプしちゃってます。

 

これは腕振りが速いため、せっかく良い腕振りをしても

腕振りの力が先に逃げてしまうため、ベストな腕振りとは言えません。

 

実際にジャンプしてみても

同じタイミングで力がはね返ってきたときは

しっかりと地面を蹴れている感覚があるかと思います。

 

垂直飛びでも同じですね。

 

どれだけ腕振りが大きくても

どれだけ腕振りが速くても

タイミングがずれていれば凄くもったいないです。

 

4.まとめ

 

良い腕振りは、

腕と下肢(股関節~足首)のタイミングがあっていること

というのを今回は説明させていただきました。

 

そして、この腕振りは今日から実践できるかと思います。

 

何十回、何百回と意識してジャンプを行うことで

自然と良い腕振りが身についてきます。

そして、そのうち無意識でも良い腕振りが行えるようになってくると思います。

 

良い腕振りをして、より高く跳べる、空中戦に強い選手を目指しましょう。

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