アーチコラム 袋井市で長時間座ると腰が片側だけ痛い、、、こんな姿勢していませんか?(アスリート鍼灸整骨院 袋井院)
仕事や勉強で長時間座ることが多いのだが、長時間座っていると腰が片側だけ痛くなる。
しかし、仕事や勉強はしなければならないので我慢するしかない。
マッサージをしてもらって、その時は良くなるが座っているとまた痛くなる。
「しょうがない。」「どこに行っても、その時だけ良くなってまた痛くなるんでしょ。」と、どこかで思っていませんか。
袋井市にきてから、この言葉をよく耳にします。
そんなことはありません。
痛みの出る人もいれば、出ない人もいます。
それは、痛みの出る人と出ない人とで何かが違うということです。
その違い、痛みの原因を知り、改善すれば痛みなく座ることが出来るのです。
その原因をこの記事で知っていただければと思います。
長時間座ると片側の腰に痛みが出る方。
その多くは骨盤が左右でずれていることが原因になってきます。
ここでお話しする骨盤の左右でずれは、片方の骨盤が「後傾」(骨盤が後ろに倒れている状態)がもう一方の骨盤よりも強い状態のことです。
※骨盤の後傾とは骨盤が後ろに倒れている状態で、両方の骨盤がその状態だと背中から腰が丸まり猫背のような姿勢になります。
すると背中から腰の筋肉は引き伸ばされた状態になり、腰や背中の痛みが出やすくなります。
こちらの記事に詳しく書かれています↓
https://www.arch-treat.com/news/detail/58
左右どちらの骨盤の方が後傾しているか確認するには大殿筋(お尻の筋肉)のストレッチが有効です。
片方ずつやっていきますので、まず右をやってみましょう。
仰向けになって右膝を曲げ、右膝を両手で抱え込み自分の左肩に向かって引き寄せましょう。
この時、お尻が伸びるか股関節の前が詰まる感じがあると思います。この感覚を覚えておいて、左も同じようにやってみてください。
右と左で股関節の前の詰まる感じが強い側が骨盤が後傾している側です。
骨盤が後傾している側が腰の痛みが出やすくなります。
ここでは右の骨盤が左の骨盤よりも後傾しているという例で話をしていきます。
骨盤が後傾していると背中から腰が丸くなりやすく、上半身の重心が後方になってしまいます。
右側のみそうなるということは、左側に比べて右側の背中から腰の筋肉が引き伸ばされます。
その状態で長時間座るとなると、右側の背中から腰の筋肉が長時間引き伸ばされ続けていることになります。
引き伸ばされ続けると筋肉はパンパンに張って「鈍痛」、「おもだるい」ような症状に繋がります。
結果、座り姿勢で右側の腰が痛くなります。
では、なぜ片側の骨盤が後傾してしまうか。そして、どうしたらよいかです。
日常の動きの癖や過去の怪我などから左右の骨盤のずれはおきてきます。
毎日同じ足を組む癖や、足首の捻挫からくることや、ハムストリングス(もも裏の筋肉)の肉離れなど原因は人それぞれです。
その原因を知り、そこを改善していく事がまず重要です。
そして、片側の骨盤が後傾しているほとんどの方に共通しているのは、後傾側の股関節が固くなってしまっていることです。
その固まっている股関節を改善するには、股関節周りの筋肉をやわらかくし、ストレッチで伸ばしてあげることが必要になってきます。
その後に、骨盤を前傾の状態で保てる筋力をつけるトレーニングをし、骨盤が片側のみ後傾している状態に戻らないようにします。
そうすれば、痛みを我慢する必要もなくなります。
※「骨盤の前傾」は骨盤が前に倒れている状態。やや腰を反るような姿勢になります。
「骨盤の前傾」についてもこちらの記事に書かれております↓
https://www.arch-treat.com/news/detail/58
少し長くなってしまいましたのでまとめます。
①長時間座っていると腰が片側だけ痛くなる原因は、「片側の骨盤が後傾している姿勢」。
②「片側の骨盤が後傾している姿勢」での痛みは筋肉が引き伸ばされ続けることででている。
③「片側の骨盤が後傾している姿勢」の原因は、日常生活での癖や過去の怪我。
④改善するには股関節の固さを無くし、骨盤前傾の状態で保てるようトレーニング。
腰の痛みでどうしたらいいわからない、さらに詳しく知りたいという方はぜひ院へお越しください!
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
アスリート鍼灸整骨院袋井院 石川 瑞記