アーチコラム 腕だけじゃ球は速くならない! 学生テニス選手が知るべき「強いストローク」の身体の使い方
こんにちは。
スポーツラボ鍼接骨院 千種に勤務している都竹です。
健康運動指導士の資格を持ち、普段は学生アスリートを中心に、パフォーマンスアップのための身体づくりをサポートしています。
テニスを頑張っている学生から、このような相談を受けることがあります。
・一生懸命スイングしているのにボールが伸びない…
・もっと重いストロークを打ちたいです。
・筋トレもしているのになかなか威力が上がらない…
試合でこんな経験はありませんか?
・思い切り振ったのに、相手には普通に返される。
・自分より体が小さい選手なのに、なぜかボールが凄く重い。
・同じくらいの体格なのにボールの威力が全然違う…
その差は、「筋力」だけではなく、
「力を効率よくボールへ伝える身体の使い方」に関係します。
「もっと強いストロークを打ちたい」と思うと、
多くの選手は腕を鍛えたり、ラケットを力いっぱい振ったりします。
もちろん筋力も大切です。
しかし、
本当にボールが伸びる選手は腕だけで打っているわけではありません。
今回は、ストロークが強くならない原因と
自宅でできる改善方法についてお伝えします。
目次
強いストロークは”ムチ”と同じ
ムチは手元を少し動かしただけで、先端はものすごいスピードになります。
ストロークも同じです。
地面を踏む力が股関節へ伝えわり、骨盤、体幹、肩甲骨、腕、そしてラケットへと順番に伝えることで、ラケットヘッドは一気に加速します。
これを「運動連鎖(キネティックチェーン)」といいます。
プロの選手は腕力だけで打っているように見えますが、実際には全身をうまく連動させています。
逆に、この流れが途中で止まると、最後に腕だけで頑張ることになります。
すると
・思い切り振っているのにボールが伸びない
・打球が軽くなる
・肩や肘が疲れやすい
という状態になってしまいます。
腕ではなく「途中」が止まっている
ストロークが強くならない選手を見ていると、共通するポイントがあります。
・股関節が硬く身体を十分に回せない
・胸椎(背中)の回旋が硬い
・肩甲骨の動きが少なく、肩だけで振っている
という状態です。
例えば、雑巾を絞るとき、片方だけしか
動かなければ強く絞れませんよね。
体も同じです。
途中が動かなければ、最後の腕だけでは十分な力をボールへ伝えられません。
ストロークで重要なのは、胸椎・股関節・肩甲骨がしっかり動くことです。
②身体の状態をセルフチェック
まずは、自分の体をチェックしてみよう
①上半身を左右へ動かしたとき、同じくらい回れますか?
②股関節を内側・外側に動かしたとき、左右差はありませんか?
③腕を上げたとき、肩がすくまず肩甲骨がしっかり動きますか?
もしどこかが動きにくいなら
そこがパワーロスを起こしているかもしれません。
これらの動きに制限があると、
身体全体を使えず
腕に頼ったスイングになります。
今日からできる3つの改善方法
①胸椎回旋ストレッチ
横向きになり、上の腕を大きく開いて胸を回します。
胸椎が動くようになると。テイクバックやフォロースルーも大きくなり回旋スピードが上がります。

②股関節内旋・外旋ストレッチ
股関節が動けば骨盤がスムーズに回り、
下半身で作った力を上半身へ伝えやすくなります。

③メディシンボール投げ
これは特におすすめです。
ただ投げるのではなく、
「足→股関節→体幹→腕」の順番で
力を伝える感覚を覚えられます。
テニスのストロークに非常に近い動きなので、
フォーム改善にもつながります。

「もっと強いストロークを打ちたい」
試合で自身をもって攻められるボールを打ちたい
そう感じている選手は、まず自分の身体の使い方を見直してみましょう。
身体の動きが変わることで、今まで力んでいたスイングが変わり、
より効率よくボールへ力を伝えられるようになります。
ただし、身体の硬さや動きのクセ、悩んでいる原因は
選手によって一人ひとり違います。
私たちは、選手自身が持っている力を最大限発揮できるように、
身体の状態を確認し、その選手に合った改善方法を一緒に考えていきたいと思っています。
「もっと上達したい」
「今の自分を変えたい」
そんな思いをもって頑張っている選手の力になれるよう、
身体づくりの面からサポートしていきます。
ストロークの威力や身体の使い方で悩んでいる方は、
お気軽にご相談ください。
スポーツラボ鍼接骨院 千種 都竹







