アーチコラム すね内側の痛みの繰り返しでお悩みの方(スポーツラボ鍼接骨院 沖縄)
こんにちは。
私は、沖縄市にあるスポーツラボ鍼接骨院の柔道整復師、渡真利です。
私は小学生の頃から現在もバレーボールを続けており、自分自身ケガをした経験から、ケガで悩む方のサポートをしたいと思い
柔道整復師の資格を取り、現在は学生から一般の方までの痛みに対しての治療やリハビリ指導を行っております。
バレーボールをしていて
「足のスネの内側が痛い」
「シンスプリント」
と診断され、
少し安静にして練習を再開するとまた痛みが出る
今回はそんな方のための記事
①シンスプリントとは
② バレーで多いシンスプリントの
メカニズム
③ シンスプリント改善するには
④改善エクササイズ
①シンスプリントとは
ランニングやジャンプなどの運動によって、
後脛骨筋・長趾屈筋などの
筋肉が引っ張られることで
脛骨(すねの骨)の骨膜が炎症を起こし、
すねの内側に痛みが出ること。
『脛骨過労性骨膜炎』とも呼ばれていて、
酷くなると疲労骨折することもあります。
⬛︎ 脛骨疲労骨折 発生部位分類
【疾走型疲労骨折】
脛骨(すねの骨)上1/3部分または下1/3部分
陸上や長距離など走るスポーツに多い。
【跳躍型疲労骨折】
脛骨(すねの骨)中央1/3部分
バレーボールなどジャンプ動作を伴うスポーツに多い
②バレーで多いシンスプリントの
メカニズム
シンスプリントにも色んなタイプがありますが、
バレーボールをしている学生に多いタイプは
つま先が外を向いている足 (ショパール関節が外転)
ショパール関節が外転すると、
アーチが潰れてアーチを形成する骨に付く
後脛骨筋・長趾屈筋が
引き伸ばされます。
その後脛骨筋たちの引き伸ばしが、
足を着く度に起こります。
これが何十回、何百回、何千回と
繰り返すことで痛みが出てきます。
歩きや走りと比べ、ジャンプという動作は
大きな衝撃を伴いますので、
引き伸ばしの力も強くかかる事になります。
③シンスプリントを改善するには
シンスプリントを改善するには、
後脛骨筋・長趾屈筋への
引き伸ばす力を軽減させることが必要です。
そのためには地面に着く「足」と「姿勢」が
重要になってきます。
□インソール
シンスプリントを改善する方法の1つに、インソール
というものがあります。
インソールとは、靴の中敷きに足の骨の1つ1つに合わせて削ったパットを貼り、今の痛みの原因となっているものを改善するものです。
インソールは足の着き方を変えることが出来るので、
シンスプリント以外の痛みにも効果的です。
先程ご説明したタイプの足には、
つま先が外を向きすぎない
(ショパール関節の外転が出すぎない)ような
インソールを入れるといいです。
□姿勢を変える
シンスプリントの人に多いSwayback姿勢。
お腹が前方へ、背中は猫背気味、顎が前に突き出ている、この姿勢です。
自分の姿勢、チェックしてみてください。
この姿勢だと走りやジャンプの際
地面からの力(床反力)を上手く利用できず
足への負担が大きくなり、
痛みを起こす原因となります。
それと、もう一点
Swayback姿勢の人は、
膝が内向きになっていることがあります。
膝が内向きにっていて、
でもつま先は外側を向いている。
こんな人は要注意です。
これ実は、太ももとすねの骨で捻れが
起こっているんです。
足を見てください。
そうです、さっきの2での足です。
これは、絶対ではありませんが、
こうなっている可能性は高いので
自分の膝とつま先の向きがどうなっているか、
確認してみてください。
④改善エクササイズ
□ワイドスクワット
脚を広げてつま先を外に向け、
膝を外に開いて股関節・膝を曲げていきます。
□壁スクワット
脚を肩幅に開き手を上にあげます。
つま先・膝を壁につけたまま股関節と膝関節を
身体が後ろに倒れる手前まで曲げていきます。
最後に
今回はいろいろなパターンがある中の1つをお伝えしている為、これが全てではありません。
1人1人違った痛みの原因があり、
それぞれに合ったインソールやトレーニングなどの
改善策があります。
実際にすねの内側に痛みを抱えている方、
改善策が見つからず痛みをぶり返している方、
ぜひいつでもご連絡ください。
LINEでのご相談も可能ですので、
いつでもお待ちしております。
スポーツラボ鍼接骨院 沖縄
住所:沖縄県沖縄市安慶田1-1-4
柔道整復師 渡真利朋香
他にもシンスプリントについてのコラムあります