アーチコラム 磐田市でスポーツをしていて手首の痛み(TFCC損傷)で悩んでいる方へ アシスト鍼灸整骨院
こんにちは、静岡県磐田市千手堂にある、アシスト鍼灸整骨院で勤務している 中田 と申します。
私は、鍼灸師として痛みに対する治療・鍼治療の他、リハビリなど再発予防の為の運動療法も伝えさせてもらっています。
学生時代は野球を15年間やってました、トレーナーとして 高校バレーボール・小学生・中学生の空手 などの選手を
ケガ防止・パフォーマンスアップを目的としたトレーニング指導もしてきました。
今回は、あらゆるスポーツで起こりうる手首の痛みについてお伝えします。
手首の痛みは、どの様な競技でも転倒時に手をついて痛めたり手首のスナップ動作を繰り返し痛めるなど様々ですね。
私自身も、過去に
クライミングで ホールドを掴む動作で痛みを抱えている方、
体操競技で技をする際に手を床に突く動作で痛みが出たり
ジムのトレーニングで腕立て伏せや、重いバーベルを繰り返し持ち上げる動作で痛みが出た
などで、多くの方の治療をした経験がありますが、痛みの原因は手首だけではなく様々な要素が関わるとても難しい場所です。
そもそも「TFCC損傷」とは、
以前にもコラムでお伝えさせていただいているので
こちらをどうぞ、
TFCC損傷の特徴は、手首でも小指側の痛みが顕著にでます、それも
一度発症すると長期にわたる痛みで悩んでいる方が多いイメージがあります。
この痛みが出た際に、最初レントゲンを整形外科で撮ってもらい「骨には異常がありません」と、
サポーターと、安静にするように指示された方が多いかと思いますが、
確かに、痛めた最初は安静が一番です。
けれど、どこまで安静が必要なのでしょうか???
個人的には、1ヶ月以上もサポーターをしたまま安静にだけしてしまうことは
痛みが長期化しやすいと感じています。
なので、今回は どのような症状がでてしまうとよくないのか
チェックしていただきたい項目があります。
①握力低下
左右差をみてほしいです。利き腕の方が強いのは当たり前ですが、痛みで使っていないと力の入れ方を忘れます
これは、単純に力を入れることが怖くなり「握る」という動作をしなくなる
⇩
筋力低下が著しく起こる
⇩
手首の安定感も低下させてしまう
⇩
いつまでたっても安定感なく痛みが出やすい
この負のサイクルが続いてしまいます
②前腕の回内・回外の制限
まず 回内・回外とは、どのような動きかというと
上記のようにおへその方に内側に捻ることを 回内
外側に捻ることを 回外 といいます。
自宅でのチェック方法は、
机に肘を置いて90度曲げた状態で回内 回外 の動きをして下さい
この際に、痛みと共に左右差をみてください。
③母指内転筋の短縮(硬くなっている)と母指外転筋の筋力低下
青色と赤色の筋肉がそれぞれ機能なくなる期間が長い場合には
矢印のところがくぼんでいるのがわかりますか?
長期間サポーターなどで安静にしすぎると筋肉がやせ細ってしまい左右差がはっきりとわかるようになることもあります
④ピアノキーサイン(手首の関節小指側の出っ張った骨)
この場所を上から抑え込んだ時に、沈むように弾力性があると
手関節の不安定性が高い可能性があります。
⑤手関節の背屈 可動域の低下
手と手を合わせて合掌のポーズのまま腕を下におろしていき
手のひらがくっついたままおへそまで下げることができれば可動域は問題ないです
下におろしていく途中に痛みや手のひらが離れてしまう場合は可動域の低下があります。
TFCC損傷で困っている方の中でも、痛めてから2ヶ月経過していて、まだ安静のみの治療をしている方、
この5つの項目の中で一つでも当てはまる事があれば、その方は安静よりもリハビリをした方が早く治るかもしれません。
手首の痛みでやりたい事が満足に出来ない、プレーに集中できない など
お困りの方が周りにもいらっしゃれば気軽に連絡を下さい。
お問い合わせはこちらから
アシスト鍼灸整骨院
住所 静岡県磐田市千手堂888-1
TEL 0538-33-6021
中田 徹