アーチコラム 姿勢と頭痛の関係〜磐田で頭痛にお悩みの方必見!〜
こんにちは。アシスト鍼灸整骨院の河原崎です。
今回は姿勢と頭痛の関係についてお伝えします。
頭痛には何種類か原因があるのはご存知でしょうか?
種類によって頭痛の出方や痛み方が違います。
ではまず頭痛の種類、原因から説明させていただきます。
片頭痛
特徴
・思春期から40歳代ぐらいの女性に多い
・脈拍のリズムと同じようにズキンズキンと頭の片側、または両側に痛みが出る
・月に数回、多いときは2~3回なり1~3日間続く
・頭痛発作は4~72時間位続く
・頭痛発作中は、前かがみの姿勢や日常生活の動作で頭痛が増強する
・吐き気がみられ、光や音に過敏になる
原因
脳内の血管が拡張し、脳神経を圧迫することで頭痛がおこる。
群発性頭痛
特徴
・一定期間に起こり、目の周囲や側頭部に激しい頭痛がみられる
・目の奥をえぐるような痛みがある
・短い時間(15分~180分程度)で痛みが強くハンマーで頭を殴られたような痛みが出る
・一日に1回~8回程度頭痛が起きる
原因
ホルモンや体内時計の狂いなど諸説あるが正確には解明されていない
緊張性頭痛
特徴
・日本人の多くがこの頭痛に当てはまり、特に中高年が多い
・頭全体、後頭部に重い頭痛が出る
・締め付けられるような痛みがある
・首や肩周りに張りがある
原因
パソコンやスマホなどの長時間使用、睡眠不足なども原因であり、精神的ストレス、身体的ストレスで自立神経に影響し、首や肩周りの筋肉が張り、目の疲れ、全身の倦怠感やめまいなどを伴います。
混合型頭痛
特徴
・片頭痛と緊張性頭痛の特徴を合わせ持った頭痛
・月に1~2回程度起こり数時間の強い片頭痛が出て、時には毎日のように緊張性頭痛が続く
その他の疾患で生じる頭痛
くも膜下出血
脳腫瘍
脳出血
高血圧
髄膜炎
脳梗塞
慢性硬膜下血腫
これらの頭痛は命に関わるものや日常生活で大きな障害になるものがあるので必ず、病院で検査してください。
ただし、これらの頭痛の中には姿勢や日常生活の身体の使い方で予防や改善できるものもあります。
頭の重さは3~4㎏ととても重く、それを支える首や肩周りの筋肉は張りやすくなっています。
姿勢が悪くなってしまうとこの支えとなっている筋肉が硬くなります。そして、頭の周りにある側頭筋、後頭筋など大きな筋肉も、硬くなってしまい血行不良や神経圧迫になり緊張性頭痛や片頭痛の原因になります。
例えばストレートネック
長時間のデスクワークやスマホを使用することにより背中が丸くなり頭が前に出てしまいます。これにより本来は首が反っているものがまっすぐになっているのがストレートネックです。
通常であれば頭が体の真上にあるため骨と筋肉で支えるところを、頭が体より前に出てしまうと頭をずっと首の筋肉だけで支えることになります。
なので、姿勢の良い方と比べてストレートネックの方は首や肩周りの筋肉の硬さが出て頭痛になるリスクも高まります。
ここで2つ姿勢を改善するためのトレーニングをお伝えします。
1.胸椎多裂筋のリリース
1.ゴルフボールを写真の赤丸の場所(肩甲骨の高さの背骨の横)にボールを当て上向きで寝ます。
2.そのまま上下に体を動かして背中の横の筋肉をほぐしていきます。
一日2回朝と夜に左右1分ずつ
2.キャット&ドッグ
1.肩の下に腕、股関節の下に膝がくるように四つ這いになります。
2.肩甲骨を内側によせ、骨盤を前に倒しながら腰を反ります。
3.肩甲骨を外側によせ、骨盤を後ろに倒しながら腰から背中を丸めます。
これを背骨を動かすのを意識しながら繰り返します。
1日2回朝と夜に10回×2セット
ぜひ試してみて下さい。
病院で検査や正しい治療をしてもらうのはもちろんですが、日常生活から姿勢や身体の使い方を変えていきましょう。
アシスト鍼灸整骨院 河原崎 司