アーチコラム 袋井でバレーボール、股関節を上手く使ってジャンプ力をアップ、上げる方法(袋井アスリート鍼灸整骨院)
今回のアーチコラムは、「バレーボール、ジャンプ力をアップ、上げる方法」の続きです。
※「バレーボール、ジャンプ力をアップ、上げる方法」はこちら⇨https://www.arch-treat.com/news/detail/91
バレーボールをしている多くの方が「ジャンプ力を上げたい。」と日々考えていると思います。
今回はそんな方のためのコラムです。
前回のコラムでジャンプ力を上げるには、「必要な筋肉を鍛え強くする。」ことと「身体の使い方を上手にすること。」の2つのパターンがあることをお伝えさせていただきました。
前回は「身体の使い方」の中の足のつき方による、「アキレス腱反射」の話をお伝えさせていただきました。
そして、今回も「身体の使い方」の中からお伝えしていきます。
ジャンプをする際、お尻の筋肉は大きな力を発揮してくれます。
しかし、お尻の筋肉を全員が上手く使えているかというと、そうではありません。
大殿筋画像
お尻の筋肉の中で最も大きな筋肉、大殿筋です。
この筋肉が収縮する(縮まる)と、骨盤に対して脚を後方に引く動きが起こります。
ジャンプするときの動きだと、股関節を前に曲げた状態から伸ばす動きです。
股関節を曲げた状態から
股関節を伸ばす(後ろに引く)
この動きで、お尻の大きな筋肉「大殿筋」が働きます。
高くジャンプするときに必要な動きです。
しかし、股関節が固く、股関節を前に曲げる動きができない人だと、大殿筋の力をジャンプの際に上手く使えません。
筋肉は伸びた状態から、一気に縮むと瞬間的に強い力を発揮出来ます。
股関節を前に曲げれないと、お尻は伸びないので、強い力が発揮出来ないのです。
股関節が固い人のジャンプ直前
股関節の固くない人のジャンプ直前
比べてみると全然違いますよね。
お尻の筋肉が上手く使えないと、脚の筋肉の力だけで跳ぶことになります。
脚の力だけを使ったジャンプより、お尻+脚の力を使ったジャンプの方が高く跳べますし、脚にかかる負担も減り、疲れにくく、ケガもしにくくなります。
ということは、股関節を上手く使ってお尻の筋肉を使えればジャンプ力アップに持久力アップ、ケガ予防にまでなります。
良いことづくしですね。
では最後に、股関節を上手く使えるようにするケア、トレーニングをお伝えします。
①ハムストリングス(もも裏の筋肉)のリリース(ほぐし)
写真のように椅子もしくは台の上に座り、片方のももの裏にボールを入れます。
ボールに軽く体重を乗せ、前後に動きハムストリングスを1分間ほぐしていきます。
②ハムストリングスのストレッチ
写真のように台などに片足をのせ、少しだけ膝を曲げます。本当に少しだけ。曲げすぎないようにしてください。
上体を前に倒していき、ハムストリングスを伸ばしていきます。20秒の2セット行っていきます。
※状態を前に倒す際、腰が丸まらないように気を付けましょう。
腰が丸まるとハムストリングスがあまり伸びません。
腰は真っすぐのまま、骨盤から前に倒していきましょう。
股関節が固い方は、ハムストリングスが硬く伸びないことが多いです。
まずはこのメニューを毎日、寝る前のお風呂上りに行いハムストリングスを柔らかくし、股関節の動きが出るようにしていきましょう。
前回、今回とジャンプ力アップについてコラムを書かせていただきましたが、人によってはどちらにも当てはまらない場合もあります。
一人一人、身体は違うのでその人にあったトレーニング、ケアがあります。
私たちはその人にあったメニューを組み、トレーニングを行いパフォーマンスアップに取り組んでおります。
「パフォーマンスを上げたいけど、どのトレーニングをしたらいいかわからない。」と思っている方、一度私たちにご相談ください。
袋井アスリート鍼灸整骨院 石川瑞記