アーチコラム 静岡市で原因は分からないが、立ち上がりなどで股関節の前面が痛い方のお悩み解決(アスリート鍼灸整骨院 静岡市)
今回は、原因がよく分からないのに走ったり、
切り返しをしたり、椅子からの立ち上がりや、
車を下りる時などに股関節の前に出る痛みに
ついてのお話です。
静岡市にきてからこのような方をよくお見かけします。
基本的にご自身で痛みの原因、例えば、階段から
落ちたや、床ですべって股関節を捻ってしまった
など原因がはっきりとしていないのに、関節に
痛みが出てしまった場合は、姿勢が影響している
ことが多いです。
経験上、右の股関節の前に痛みが出ることが多いです。
(左の場合は斜め前から横にかけてが多いです。)
なぜかといいますと、痛みが出る方はこの位置に
痛みが出てしまう姿勢の方が多いからです。
では右の股関節の前に痛みが出てしまう姿勢は
どういうものかと言いますと
骨盤が左後ろ方向に捻じれ、骨盤の右側が上に
上がっている姿勢です。
<後ろから見ると骨盤が左後ろに捻れ
右が上方向にあがっている>
この姿勢になると、右の股関節の後ろの筋肉が
固くなってしまい、その塊が股関節を後ろから前に
押し出してしまいます。それプラス股関節の前の
筋肉も緊張しているため、そこでぶつかり合う
ストレスがかかってしまい痛みを出すのです。
もう、固い壁に後ろから顔をグリグリ押さえつけ
られている状態です。痛くならないわけがないです。
ひどくなるとそこで炎症を起こし水が溜まって
しまうこともあります。この場合でも適切な
治療をおこなえば、2週間である程度動け、
3週間でスポーツの試合や、レースに痛み無く
出ることも可能です。
治療としましては、壁を柔らかくしてあげて
後ろから顔を押さえつけられるのを止めれば
いいわけですから、
右股関節の前の筋肉(腸腰筋)と
右股関節の後ろの筋肉(外旋筋群)をゆるめて
あげればいいのです。
ご自身で出来るケアとしましては、股関節の後ろを
ボールでリリースすることと
股関節の前のストレッチをすることです。
やり方は
<股関節後ろのボールリリース>
①上向きで寝て右のお尻の下の股関節の部分に
ボールを置く
②そこから膝を曲げて内、外と1~2分間股関節を
広げたり閉じたりする。
*固いところはグリグリと痛いので、そこを狙ってください
<股関節前面のストレッチ>
①右足を後ろにして足を前後に開き写真のような形を
とる
②その姿勢のまま骨盤を前に持っていき右股関節の
前面を伸ばす
20秒を2セット行い右股関節の前が伸びている感じがあればOKです。
*左の股関節の前面が痛い方は、リリース
ストレッチ共に反対を行ってください
もしこれをやって痛みが上がる場合は中止して下さい。
お子さんの場合は股関節の感染症や、大人の場合は
股関節自体が変形をする、変形性股関節症で痛みを
出す場合もありますので、痛みが強い場合は受診を
おすすめします。
一人で悩まずに、痛みの原因を知り安心できるように
ご相談下さい。
アスリート鍼灸整骨院 静岡市 瀬名川
院長 松本 朝臣