アーチコラム 静岡で学生サッカー部「成長期の膝の痛み」で悩んでいませんか?思いきりサッカーを楽しんでもらうために!!(静岡市スポーツラボ鍼整骨院)
今回は10代の学生に多くみられる成長痛と言われる膝の痛みについてです。
サッカー王国と呼ばれるくらいサッカーが盛んな静岡県では、膝の痛みに悩んでいる学生を数多くお見かけします。
レントゲンを撮ると「オスグッド・シュラッター」と診断されます。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
痛みが出るのは、膝のお皿(膝蓋骨シツガイコツ)とスネの骨(脛骨ケイコツ)は、膝蓋靭帯という靭帯で繋がっています。
この靭帯の付け根(脛骨粗面)に痛みがでます。
最初は運動後に痛い程度ですが、ひどいときには歩くのも痛い、痛くて走れないということもあります。
また、膝蓋骨の少し下の脛骨粗面と言われる部分の骨が飛び出したように盛り上がってしまい、そこを押すと鋭い痛みが走ります。
超音波エコーでもその骨の状態を診ることができ、岩のようにゴツゴツとしたものを確認することがあります。
ではなぜこのような痛みが出てしまうのでしょうか。
よく言われているのが、骨が大きくなるための成長軟骨と呼ばれるものがそこにはあり、先ほどお話しした膝蓋靭帯という非常に強い靭帯
に引っ張られてしまうからです。この牽引力に軟骨が耐えられなくなり、痛みを出してしまいます。
でも、なにか引っ掛かりませんか?骨が成長するのは成長期のお子さんであれば当たり前のことですよね?
それなのになぜ痛みが出る人と、痛みが出ない人、右膝は痛いけど左膝は痛くない、ということが起こるのか。
成長の度合いがちがうから?いえいえ、それだけではないんです。
そのちがいはズバリ姿勢です!!普段、家や学校で過ごしている姿勢。
さあ、ではどんな姿勢が膝に負担がかかるのでしょう。
それは今までのコラムにも出てきていましたが、多くみられるのは「スウェイバック姿勢」です。
スウェイバック姿勢とは・・・
1.股関節が前方に突き出している
2.背中の上の方が猫背気味になっている
3.重心が全体的に後方にある(かかとの方に体重がかかっている)
という姿勢のことをいいます。重心が後ろにあると、モモの前の筋肉(大腿四頭筋)がパツンパツンに張って後ろに倒れないように
支えないといけません。そんな姿勢を常にしていると大腿四頭筋が膝蓋靭帯をさらに引っ張ってしまいます。
いかにも膝が痛くなりそうではありませんか?その姿勢で走ったり、ジャンプしたり・・それは痛くなりますよね。
そしてさらに、ボールを蹴る動作が仕事のサッカー選手によくあるのが、骨盤のねじれです。
例えば、右側の骨盤が左よりも前に出ているとしましょう。そうすると重心が後ろにあるので大腿四頭筋が右側の方が、より張って
しまいそうではありませんか。そうなれば痛みが出やすいのは、右膝ということになります。
もちろん、コラムの膝の痛みのところにもありますが膝自体の問題も解決しなければいけません。それプラス根本の姿勢から改善していく
事で今の痛みはもちろん、今後の予防にも繋がってくるのです。
膝の痛み、そのままにせずにぜひ私たちにご相談ください。
サッカーを思いきり楽しめるようにしましょう!!
スポーツラボ鍼整骨院西脇 増田