アーチコラム 浜松でスポーツ中の急な筋肉の痛み。 ストレッチをすると痛い、痛くて歩けない。その症状、肉離れじゃないですか?(アーチ鍼灸整骨院 浜松)
こんにちは、アーチ鍼灸整骨院の中川直紀です。
私は鍼灸師の資格を持っており、静岡県や愛知県を中心に店舗展開をしているアーチフィジカルケアグループのAthlete Viilage浜松、アーチ鍼灸整骨院で勤務しています。
そして、学生時代にサッカーをしていたこともあり、高校サッカーチームのトレーナー帯同やランニングイベント、バレーボールトレーニングなどを開催させて頂いております。
みなさん、「肉離れ」というワードはどこかできいたことがありますよね。
ですが、この「肉離れ」実際どのような状態か知っていますか。
簡単にいうと、名前からも推測出来るように筋肉が離れてしまったような状態のことです。
断裂はもちろん、筋肉は小さな線維から出来ているので、その筋線維が損傷してしまった状態のことを言います。
症状は、
「ストレッチすると痛い」、「痛くて歩けない」などが代表的です。
「肉離れ」は、筋線維の損傷の程度により重症度がかわります。
損傷の程度は、一般的にエコー検査やMRIによる画像検査を用いることがあります。
筋線維が断裂していそうな損傷ではない限り、一般的にはエコー検査が用いられます。
では、この「肉離れ」はどういう時に起こりやすいのか。みなさんわかりますか。
筋肉の働き方にはいろいろとパターンがあるのですが、「肉離れ」が起こる時は、エキセントリック収縮、日本語では、遠心性収縮と言われる状態で起こります。
これは、わかりやすくいうと筋肉がものすごく伸ばされていて、ストレッチをしているような状態です。
実は、このエキセントリック収縮は、筋肉が1番の力を発揮する時なんです。
なので、筋肉に対しての負担が1番強いのもこの時になります。
スポーツ中によくみられるのは、「全力で走っていて後ろ足が前に振られて接地する瞬間」
などに多く起こると言われています。
他にも全力でジャンプした時や、急激に力を発揮しようとする時に「肉離れ」は起こります。では、なぜこの「肉離れ」が起こってしまうのかを紐解いていきます。
まず、筋肉には、単関節筋と2関節筋と言われるものがあり2関節筋で起こりやすいです。
わかりやすい場所でいうと、太ももの前や後ろ、ふくらはぎなどで起こりやすいと言われています。
じゃあなぜ、なる人とならない人がいるの?と疑問を持ちはじめた方がいますよね。
実は、「肉離れ」の要因には、他にもたくさんあります。
それは、筋疲労、ウォーミングアップの欠如、柔軟性の低下、筋力のアンバランスなどにより起こりやすくなります。なので、誰でもなる訳ではなく、日頃のケアや運動前の準備を怠ると非常になりやすいのです。
よく、「ウォーミングアップはしっかりしないといけないよ!」
と言われるのは、実はこれなんです。
筋肉は、粘性といって、粘り気が強い組織で、ウォーミングアップをして筋肉が暖まることにより粘性が低下し筋肉の柔軟性が出やすくなるため、運動前にはかかせないんです。
なので、このウォーミングアップを怠ったり、疲れた状態で無理するのは本当によくないことなんです。しっかりと、普段からのストレッチやケアをすることがものすごく大事なんです。とはいえ「肉離れ」になってしまうと、1日でも早く治すことにつとめるしかありません。
「肉離れ」は、安静にしておくだけだと再発する可能性がものすごく高くなります。
1度損傷した筋肉は、筋線維の走行が良くない状態で修復されてしまうので、損傷した部分の張力が悪くなってしまうのです。なので、急性期の時から早めの治療、リハビリが必要になります。この最初の処置で復帰までの期間は随分変わってしまいます。ですから、「ストレッチをすると痛い」、「痛くて歩けない」などがあった場合は、すぐに治療とリハビリをすることをおすすめします。
すぐに治療にいけない場合や、なってしまった直後の対処としては、痛くなった筋肉をストレッチするのと逆の動き(筋肉の距離を縮める)をした状態でアイシングをしてください。それだけでも随分違います。そこからは、しっかりと筋肉の線維を良い状態で修復出来るように治療とリハビリを早めに受けて下さい。
当院では、受傷後から復帰、再発防止までを最短の期間で出来るように管理させて頂きます。
復帰する時には、受傷前よりも強くなって復帰してもらえるよう全力でサポートさせて頂きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。