磐田市、足首、捻挫、リハビリ、

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アーチコラム 磐田市で内反捻挫をしてしまった方へ

こんにちは。

静岡県磐田市にあるアシスト鍼灸整骨院に勤務しております上遠野(かとうの)です。

私は柔道整復師の資格を持ち、治療やリハビリ、トレーニング指導などを一般の方や学生・アスリートの方へお伝えさせていただいております。

 

 

今回は日常生活やスポーツ時に多い内反捻挫をしてしまった時にどうしたらいいのかをお話していきます。

 

 

 目次

 

①内反捻挫について

  

まず内反捻挫とはどういったものなのでしょうか。

 

内反捻挫は足首の捻挫で、捻った時に足裏が内側に向くように捻る捻挫のことを言います。

 

・段差をふみ外して足を捻った

・着地で他の人の足に乗った

・急な切り返しで捻った

 

このような場合はこの内反捻挫をすることがほとんどです。

その結果外くるぶしの周りに痛みが出たり、腫れ、内出血が出ることが多いです。

捻挫をすることで骨、靭帯、筋肉、その他の軟部組織などが傷つくことで痛みが出てきます。

 

その中でも特に損傷しやすいのが靭帯です。

その靭帯の中でも

 

前距腓靭帯

踵腓靭帯

後距腓靭帯

 

の順番で損傷しやすくなります。

 

 

足首の捻挫はスポーツ活動の中で発生頻度の高い傷害でスポーツ傷害全体の45%を占めると言われています。

そのため捻挫を経験した人が多くいることで捻挫に対する応急処置やリハビリを軽視している傾向があるのではないかと感じます。

実際受傷後90%以上の人が30日以内に適切なリハビリを行っていないことや受傷後1週間以内に競技復帰していることが報告されています。

捻挫で損傷した靭帯の回復には少なくとも6週から3か月必要なことから靭帯などが回復する前に競技復帰していることになります。

そうするといつまでも痛みが続いたり再受傷するリスクが高まります。

そのため受傷直後の応急処置やリハビリがその後の回復の早さに大きく関わってきます。

 

②内反捻挫の応急処置について?

  

ここからは実際にどのような処置をしていけばよいかをお伝えしていきます。

まず受傷直後は視診と触診を行います。

 

・腫れがどのくらい出ているのか。

・痛みのある場所を触って熱を持っているか。

・どの辺りに痛みが出ているか

 

これらのことなどを確認していき、その後応急処置を行っていきます。

写真のように腫れや内出血が出ている場合にはなるべく早く処置をすることが大切です。

 

 

 

受傷したらまずRICE処置を行っていきます。

 

Rest(安静):無理に動かしたり、体重をかけすぎたりしない

Ice(冷却):アイシングをして炎症を引かせる

Compression(圧迫):テーピング、サポーターで腫れを抑える

Elevation(挙上):心臓より高い位置にあげる

 

 

 

初めての捻挫の時や腫れや痛みが強い場合はギプス固定をすることがおすすめです。

日常生活での不便さは出てしまいますがギプス固定をすることで強制的に足首の安静と圧迫を行うことが出来るため炎症期にかかる負担を減らすことが出来、早期回復に繋がります。

 

 

これらの症状を確認して処置を行っていく中で

 

・怪我した足に荷重が全くかけられない。

・自力で4歩以上歩くことが出来ない。

・外くるぶしやその上の骨を押したときに鋭い痛みが走る。

 

このような症状がある場合は靭帯損傷だけでなく骨折も併発している可能性があるため応急処置をした後一度病院で検査をする必要があります。

 

③応急処置後から行えるリハビリ

  

炎症期はおよそ3~4日と言われています。そのためその期間を過ぎたらリハビリを行っていく必要があります。患部には低負荷のリハビリを行い、患部外の場所に対しては足首に負担のかからないようにトレーニングを行っていくことで競技復帰をスムーズにしていくことができます。

今回は受傷後から行える低負荷のリハビリを紹介します。

<足裏のリリース>

捻挫後は足首の動きが悪くなったり足裏の神経が鈍くなりバランスが悪くなったりします。

そのため足裏をほぐすことで足首の可動域の改善や足裏の神経に対しての刺激になります。

 

 

<腓骨筋トレーニング>

 足首の外側の筋肉を鍛えることでバランスを崩した際に足首を捻りすぎないように制御することが出来ます。

痛みや腫れが強い場合はチューブなどは付けずそのまま足を開くように動かしましょう。

 

<片足立ちバランス>

捻挫後は足裏の感覚が鈍りバランスを崩しやすくなります。

その際足首だけでバランスを取るのではなく体全体でバランスを取る感覚を覚えていきます。

 

 

 

④まとめ

  

以上のことから捻挫後の応急処置やリハビリの重要性を分かっていただけたかと思います。

捻挫だからといって軽く見てしまうと競技復帰までの時間がかかってしまったり、急いで復帰したことで再受傷をしてしまうことになります。

今回は捻挫の初期の対応についてお話してきました。

このほかにもバランスや神経筋コントロールに重点をおいたトレーニングを行ったり、履いているシューズの確認やインソールの作成など予防に関わるものは多くあります。

再発予防やきちんと競技復帰をしていくにはここから段階的に負荷をあげていきスポーツ動作の確認をしていかなければいけません。

アシストでは初期の処置だけでなく競技復帰に向けたリハビリも行っております。

捻挫が癖になっている方や捻挫してからなんとなく足首の調子が良くない方などはぜひ一度ご相談ください。

 

アシスト鍼灸整骨院

静岡県磐田市千手堂888-1

TEL0538-33-6021

上遠野 祐基

 

参考文献

スポーツ活動における足関節捻挫 ―後遺症と捻挫再発予防について―

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsatj/3/2/3_127/_pdf/-char/ja

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