アーチコラム 外反母趾について詳しく解説
外反母趾について詳しく解説
目次
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外反母趾とは
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外反母趾の定義
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症状の特徴
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外反母趾の症状とその影響
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主な症状
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関連する痛みと不調
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外反母趾が多い人の特徴
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性別と年齢の傾向
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女性特有のリスク要因
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外反母趾の分類と重症度
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軽度、中程度、重度の分類基準
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外反母趾の原因
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土踏まずのアーチ低下(偏平足)
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靴の影響
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筋力低下
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姿勢不良
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間違いがちな対処法
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外反母趾の本当の原因
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骨の構造的な問題
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偏平足と矢印の変化
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間違ったインソールの使用が及ぼす影響
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外反母趾の正しい治療と予防法
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治療の流れ
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オーダーメイドインソールの効果
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手技療法と筋力強化
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環境要因の影響
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子どもの靴選びの重要性
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まとめとお問い合わせ
1. 外反母趾とは
外反母趾は、親指が外側(小指側)に曲がり変形してしまう状態を指します。言葉の意味を分解すると、外反(外側に反る)と母趾(親指)を組み合わせたものです。
外反母趾の定義
外反母趾とは、親指の付け根の関節が外側に突出し、親指自体が内側に曲がる状態を指します。
症状の特徴
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親指が外側(小指側)に変形。
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歩く際に親指の付け根に痛みが生じる。
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靴と擦れて親指が痛む。
また、足裏やかかとの痛み、足のむくみが併発することもあります。
2. 外反母趾の症状とその影響
外反母趾は主に40代以降の女性に多く見られますが、年齢や性別に関係なく発症する可能性があります。
主な症状
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足の疲労感
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足裏の痛み
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靴を履く際の不快感
関連する痛みと不調
外反母趾が進行すると、歩行バランスが崩れ、足首や膝、腰に影響を与えることがあります。
3. 外反母趾が多い人の特徴
性別と年齢の傾向
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多い理由: 靴の選び方が影響し、履物の形状で女性が多くなる可能性が高い。
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年齢によるリスク: 年齢とともに筋力低下や関節の柔軟性が増す。
女性特有のリスク要因
ヒールやパンプスなどの靴が、足に過剰な負担をかけることが挙げられます。
4. 外反母趾の分類と重症度
外反母趾の進行度は、親指と第1中足骨の角度によって分類されます。
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軽度: 15–20度
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中程度: 20–40度
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重度: 40度以上
5. 外反母趾の原因
外反母趾の原因は複数ありますが、代表的なものは以下の通りです。
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土踏まずのアーチの低下(偏平足): 足のアーチが崩れることで、歩行時の負担が増加。
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足に合わない靴の使用: 狭い靴やヒールが原因になる場合や逆に幅の広靴を履き続けて発症するケースも多い。
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筋力低下: 足を支える筋力が衰えることで、足の形状が変化。
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姿勢不良: 体重のかけ方が不均衡になり、母趾ストレスが大きく強くなると発症する可能性がある。
6. 間違いがちな対処法
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靴の幅を広げる。
これらの方法は一時的な痛みの緩和には役立ちますが、根本的な改善には至りません。
7. 外反母趾の本当の原因
外反母趾の根本的な原因は、骨の構造的な問題やアーチの変化にあります。
当院では歩行や動作分析をして根本改善を行います。
偏平足と矢印の変化
正常な足では、矢印が母趾球に向かって一直線を描きます。しかし、外反母趾の足では、矢印が途中で上向きに変化します。これにより、負担のかかる場所が変わり、症状が悪化します。
インソールの注意点
偏平足を改善するために内側を上げるインソールを使用すると、かえって土踏まずが下がることがあります。
8. 外反母趾の正しい治療と予防法
外反母趾の治療には、患者ごとの状態に応じたアプローチが必要です。
治療の流れ
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足のサイズ測定と歩行チェック: 靴の見直し。
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オーダーメイドインソールの作成: 歪みを修正。
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手技療法: 姿勢や原因になる関節・筋肉にアプローチ。
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筋力強化リハビリ: 正しい筋肉を鍛え身体の使い方や姿勢を改善。
9. 環境要因の影響
。成長期の靴選びが重要で、親が偏平足の場合、子どもにも注意が必要です。
10. まとめとお問い合わせ
外反母趾は早期の予防や適切な治療によって改善可能です。靴選びや生活習慣を見直し、痛みのない生活を目指しましょう。外反母趾にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。