アーチコラム 浜松市で夜の肩の痛み(夜間痛)でお悩みの方へ
肩の痛みがあり、
夜痛くて
目が覚めてしまうあなた。
この記事は、
そんなあなたに
読んでいただきたいと思い、
書いています。
なぜ痛みが出てしまうのか、
何かできることはあるのかを
お伝えします。
私は浜松市中央区葵東にあります
アーチ鍼灸整骨院の坂本といいます。
柔道整復師の資格を持ち、
高校サッカー部・バレーボール部
プロの和太鼓チームへの
トレーナー活動を行いながら、
一般の方や、
スポーツ選手の治療をしています。
日々の臨床の中で
肩の痛みを訴える患者はとても多いです。
野球やバレーなど
オーバーヘッドスポーツを
やっている学生や、
急に肩が上がらなくなった
一般の方も来院されます。
40代〜60代の方で
夜間の肩の痛みがあり、
他の医療施設にて『四十肩・五十肩』
と言われたが
『安静にしてください。』
としか言われず、
何かできることはないかと
来院される方が多いです。
目次
①夜間痛とは?
まず、夜間痛とは
どのようなものなのか?
・夜寝ていて、
肩の痛みで起きてしまう。
・寝返りの際、
患側の肩が下になると痛みが出てしまう
四十肩や五十肩と言われた方に、
このような症状が
出る場合があります。
なぜ寝ている最中に
痛みが出てしまうのか?
これには大きく分けて
二つの原因
があるとされています。
①肩峰下圧の上昇
②骨内圧の上昇
聞き慣れない
単語が並んでいますね、、、、
、、、、簡単に説明をしていきます。
②夜間痛の原因①
①肩峰下圧の上昇
肩関節を構成する骨を包む
袋の中の圧力が高くなり
痛みを引き起こしてしまいます。
肩峰 とは
肩関節を構成する肩甲骨の
この部分です。
この下の圧力が
高まってしまうことで、
夜間痛が
引き起こされるとされております。
ではどうしたらこの
圧力が高まってしまうのか。
・肩峰と上腕骨頭の距離が
近くなってしまうこと
・肩峰と上腕骨頭の間にある
組織の異常
例:
肩峰下滑液包・腱板の炎症による浮腫
・関節包の繊維化
肥厚による関節包容積の減少
以上のことが起きてしまうと
肩峰下圧の上昇が起き、
夜間痛を引き起こす
要因となり得ます。
③夜間痛の原因②
②骨内圧の上昇
上腕骨に存在する血管が圧迫され
上腕骨の圧力が高くなり
痛みを引き起こしてしまう
とされています。
上腕骨頭は
後上腕回旋動脈・静脈によって
栄養されており、
その上を
棘下筋や小円筋が走行します。
これらの筋の過緊張によって
後上腕回旋動静脈が圧迫され、
骨内圧の上昇に繋がり、
痛みを引き起こすとされています。
肩の夜間痛がある方は
この二つの原因が考えられるため、
私たちはこの2つに対して
アプローチをしていき、
改善へと繋げていきます。
④アーチでできること
私たちができることは、
まず
夜間痛の原因が
何なのか探ります。
例えば、
夜間痛の原因が炎症による浮腫での
肩峰下圧の上昇の場合、
積極的な運動や
リハビリは避けるべきです。
炎症があるのか比較をし、
炎症がないことを確認した上で
リハビリを進めていくことが
重要となるため、
初めにどのような原因なのかを
問診でチェックし、
それをお伝えします。
その上で
必要な治療を
提案させていただきます。
例えば
姿勢を見た上で、筋肉の硬さが強く、
肩峰と上腕骨頭の距離が
縮まってしまっているので、
その姿勢を直すために、
リハビリが必要になります。
その人によって姿勢だけでなく、
筋肉の硬さ、生活スタイル、
痛みの出方が違っているため、
その人に合った治療をしていきます。
ここまで読んでいただいた
肩の夜間痛でお悩みの方。
肩の痛みで夜中起きてしまうのに
慣れていませんか?
痛みには必ず原因がありますので、
一度私たちにご相談ください。
精一杯サポートを
させていただきます。
参考文献
赤羽根良和 et al.肩関節拘縮の評価と運動療法,運動と医学の出版社
工藤慎太郎 .運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学,医学書院
静岡県浜松市中央区葵東2-8-14
アーチ鍼灸整骨院
053-523-9190
坂本裕哉