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アーチコラム 浜松市で外脛骨障害にお悩みの方

浜松市中区のアーチ鍼灸整骨院で勤務しています、坂本です。

 

私は整骨院で多くの患者さんを治療しながら、

高校サッカー部のトレーナーをしたり、

愛知県東栄町を拠点に活動している

和太鼓チームで身体の動きのチェックや

動作分析を用いてトレーニング指導をしたりしています。

 

 

有痛性外脛骨

 

 

とは足部の骨である舟状骨にできてしまう

過剰骨のことで、

10~15歳のスポーツ選手に多くみられます。

 

足首の捻挫をきっかけに発症したり、

スポーツ動作の増加によって発症したりすることが

多いとされています。

 

 

 

外脛骨障害を詳しく見ていきましょう。

 

 

 

舟状骨に付着する筋である

 

後脛骨筋の腱部分に

外脛骨が存在します。(2~14%の人)

 

 

これは種子骨といい

後脛骨筋の働きを助ける役割を持っています。

 

 

ところがその外脛骨舟状骨がくっついてしまい、

症状が出てしまうのが外脛骨障害といいます。

 

 

 

 

 

上の写真は外脛骨のくっつき方を

分類したものです。

 

くっつき方がタイプ2の場合、

線維軟骨という、

やわらかい組織で骨同士がくっついており、

この場合、炎症が出やすく

痛みを引き起こしやすいです。

 

外脛骨障害でお悩みの場合多くが

このタイプ2であるとされています。

 

 

 

サッカー選手や、バスケットボール選手、陸上の長距離の選手など、

運動時間が長く、たくさん走る選手に多い傾向があると感じます。

 

 

これを書いている私も小学校からサッカーをやっており、中学時代には、

 

「なんでみんなパスの時に足の内側痛くないのかなぁ」と不思議に思っていました。

そうなんです。

 

私も両方の足首の内側に外脛骨があります!

 

 

痛みがあった当時は内くるぶしの下にもう一つくるぶしがあって、

出っ張っているからボールと当たって痛いくらいにしか思っていませんでした。

 

 

高校生になり気づいたら痛みがなくなっていたので、特に治療はしていませんでしたが、

中学の時、常に痛みがありましたので、

約2年痛みに耐えながらサッカーを続けていました。

 

 

今になって考えてみると原因が何なのか探して、

早く治せる方法をさがすべきだったなぁと感じます。

 

 

 

アーチ鍼灸整骨院にも

多くの外脛骨障害の方が悩みを抱えて来院されます。

 

 

アーチ鍼灸整骨院でできることは4つあります。

 

①姿勢分析・動作分析

 

 

ずはどこに痛みがあるのか、どのような動作で痛みが出てしまうのかを聞かせていただきます。

 

の後、痛みが出ている部位を診させていただき、外脛骨障害であることをきちんと確認します。

 

 

して、姿勢チェックとして

足部の関節の可動域や

身体全体の可動域を見させていただきます。

 

 

ここでの姿勢からある程度、

動き方・身体の使い方を予測したうえで

動作分析をしていきます。

 

 

動作分析は主に

歩き方をチェックします。

 

 

歩き方を見る理由は、

人は左右対称に歩けていないからです。

 

 

外脛骨障害は左右両側に起こることが多いですが、

大多数の方は痛みに左右差があります。

 

その左右差をチェックする意味でも

歩き方を見させていただきます。

 

 

 

必要に応じて他の動作や、

行っているスポーツ動作のチェックをしていき、

なぜ痛みが出てしまったのか、

どうしたら痛みがなくなっていくのかを探っていきます。

 

 

 

 

 ②インソール

 

 

 

インソールは別名「足底板」や「足底挿板」ともいわれています。

 

外脛骨障害の対策として多くの病院や治療院で選択されるのが、このインソールです。

 

 

外脛骨障害の患者の多くが偏平足と呼ばれる形状の足をしています。

 

 

足の構造を保つための内側縦アーチと呼ばれるこの部分が潰れてしまい、

土踏まずがない状態のことを偏平足と呼ぶことが多いです。

 

 

 

その内側縦アーチの低下を抑えるためにインソールをしましょうということです。

 

 

しかし、このように内側縦アーチが劇的に高く外脛骨ができてしまう方も存在します。

何を隠そう、私がそうなのです。

 

 

 

同じインソールをこのような人に入れても

効果が出るのでしょうか?

 

人によって歩き方や動き方の違いがあるはずなのに大丈夫でしょうか?

 

 

私たちのインソール

その人の足の関節の動きや、

歩きの動作をもとにインソールを

その人に合わせて作成します。

 

 

インソールを入れている状態だと、

足の骨の配列が変化していきます。

 

 

それにより使う筋肉が変化していくため、

数回の調整が必要になってきます。

 

 

インソールについて詳しくはコチラ!!!

 

 

 

 シューズフィッティング

 

外脛骨障害の発症する年齢ぐらいの方たちは

大きくなるからと、

サイズの大きめの靴を履いている印象があります。

 

 

きちんと足のサイズを測定し、

足の幅・足の周径まで測定し、

スポーツに応じておススメのシューズをご提案させていただきます。

 

 

 

シューズを買い替え、

そこにインソールを入れることで、

サッカー中の痛みがでなくなった事例もあります。

 

シューズフィッティングの極意は

 

足と履いている靴の間の空間をなるべく無くすこと

 

です。

 

空間があることで、

動いてしまうスペースができるので、

外脛骨障害の場合

コツコツと出っ張っている部分が当たってしまい、

痛みが増強する可能性があります。

 

 

人によってはこのシューズを履いている時なら痛くないという人もいます。

 

 

④リハビリ・トレーニング

 

 

足の骨は左右合わせて

50以上の骨があります。

 

その骨は膝から下の筋肉が収縮することにより骨が動きます。

 

そのため、筋力の弱さから

外脛骨障害に繋がってしまうことが考えられます。

 

 

にも人には重力があるため、

上半身の動きを足が支えなければいけません。

 

 

上半身や体幹部の動きによって

足部の動きが変化するため、

 

足部の筋肉だけではなく

 

全身を見ていく必要があります。

 

 

 

 

そのために

私たちは全身の姿勢や、

歩き方、動作分析をおこなって、

痛みの原因部分がどこであるか追及しています。

 

 

 

 

 

私たちが外脛骨障害に対してできることを

知っていただけましたでしょうか?

 

 

外脛骨障害は安静にすることが、

痛みを無くす方法とされています。

 

 

しかし、選手によっては

 

「どうしても試合に出たい、

練習も継続して最後の大会に万全な状態で挑みたい」

 

このような思いを持つ選手をたくさん見てきました。

 

 

少しでも痛みが落ち、良い状態でスポーツが行えるように

私たちは全力でサポートさせていただきます。

 

 

 

 

参考文献

・病気がみえる vol.11 運動器・整形外科 第1版 メディックメディア 

・Thomas C . Michaud著(2005).臨床足装具学.医歯薬出版株式会社

・熊澤ら(2019).当所における外脛骨障害の検討.日本臨床スポーツ医学会誌NO.1

・プロメテウス解剖学アトラス-運動器系- 医学書院

・D.A.Neumann(2018).筋骨格系のキネシオロジー 第3版  医歯薬出版株式会社

 

 

 

アーチ鍼灸整骨院

053-523-9190

 

柔道整復師

坂本裕哉

 

 

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