アーチコラム 名古屋市で歩くとつま先に痛みがある方へ
【名古屋市で歩くとつま先に痛みがある方へ】
こんにちは。
私は、名古屋市千種区にある「スポーツラボ鍼接骨院」の荒木と申します。
鍼灸師として、一般の方や学生の治療やリハビリ・トレーニングなどを診させて頂いています。
~歩くとつま先に痛みがある方~
暖かくなってきたこの時期、旅行に行ったり、散歩に行く回数も増えてくる中、「歩くとつま先の方(前足部)に痛みがある」、「指先が痺れる」という方がいるのではないでしょうか?
前足部の痛みでよく言われるのが、外反母趾・モートン病などがあげられます。
今回は、前足部に痛みや痺れが起こるモートン病とは何か、また痛みの原因の1つとなりやすい姿勢についてお話していきます。
《モートン病とは》
モートン病は中足骨頭間の靱帯下で、神経の絞扼や微細な外傷の繰り返しが主な病因と考えられています。
二次的変化で偽神経腫(神経の腫れ)ができることがあります。
症状として、足部の灼熱痛・しびれ・感覚低下・足趾への放散痛などが挙げられます。
第3,4趾の間が多く、次に第2,3趾の間に症状が出やすいと言われています。
原因としては、合わない靴を履いたり、後方重心、浮指、アーチの異常などによって引き起こされると考えられています。
《モートン病になりやすい姿勢》
モートン病になりやすい姿勢の中に、
Swayback姿勢というものがあります。
Swaybackとは、
・頭が前方に出ている
・背中が丸い
・骨盤後傾
以下の写真のような姿勢になります。
Sway back姿勢でいると後方重心になりやすく、踵に重心がのりやすくなる為、足の趾が浮いてきます(浮趾)。
浮趾は、モートン病の痛みの原因の1つでもあるんです!
この浮趾というのは、
「立っている時に足の趾が地面についていない状態」
と言われており、
浮趾になりやすい原因として、
・扁平足(アーチが低い)
・ハイアーチ(アーチが高い)
・後方重心
・大きい靴
・小さい靴
などがあります。
浮趾の状態で歩くと、以下のように中足骨頭という部分で地面を蹴りだすことが多くなります。
<動作分析と治療マネジメント~歩行時のMP関節の動き~より>
モートン病の場合、中足骨頭の間に偽神経腫ができることがあり
歩くたびその部分に体重がかかると
痺れがでてきそうですよね。
今回はその浮指を改善するエクササイズを2つご紹介します。
《ヒップリフト》
まずはSwayback姿勢に対してのエクササイズをお伝えします。
➀反り過ぎないように骨盤を起こします。
②背中が丸まらないように股関節を曲げていきます。
③スネの骨で地面を押すイメージでお尻を持ち上げます。
この時お腹と太ももが離れないように意識しましょう!
お尻の付け根からもも裏の筋肉が伸びているのを感じながら
5秒キープします。
これを10回行いましょう。
ヒップリフトの動画
https://youtube.com/shorts/1VHrD9c_4NQ?feature=share
《カーフレイズ》
カーフレイズはふくらはぎに対して行うエクササイズとして多く取り入れられていますが、今回は足の裏の筋肉も使う方法でお伝えします。
➀両足を肩幅程度に開きます。
②次に地面を踏むようないイメージでかかとをまっすぐあげていきます。
この時壁に両手を当て、斜め上方向に上がるように行います。
③踵を上げれるところまで上げてしまうと、足の裏の筋肉が働きにくいので、
30度程度で上げ下げしていきましょう。
これを20回×2セット行いましょう
カーフレイズの動画
https://youtube.com/shorts/cfvGV4MyzYA?feature=share
このように足の裏の筋肉を機能的に使う事で浮指が改善され、
重心を前方に運びやすくなり、モートン病の痛みの軽減につながります。
今回は足に対するエクササイズと後方重心の元となるSwayback姿勢を修正するためのトレーニングをお伝えしました。
他にもモートン病の原因となる動きや姿勢があります。
当院では、治療とリハビリに力をいれており、
1人1人にあったメニューで痛みの改善など行っております。
お困りの方は是非、ご相談ください。
スポーツラボ鍼接骨院千種院 LINE
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