アーチコラム 名古屋市で投球中に腰痛が出てお困りのある方
こんにちは!小学校から高校まで野球部に所属していたスポーツラボ鍼整骨院の田中です!
今回は投球時の腰の痛みについてお話をしていきます。
皆さん、
足を踏み出し、身体を回したとき
腰に痛みが出る。
このようなことはありませんか?
このタイミングはボールを強く遠く投げるための大事な動きがあります。
それは身体の「しなり」という動きです。
「しなり」とは写真のように足を踏み出してから身体を回す時、身体が鞭のように反った状態になることです。
この大事な動きである「しなり」がストレスとなって腰の痛みに関わることが多いですが、
なぜ大事な動きがストレスを与え腰の痛みに繋がるのか。
まず、胸椎、腰椎、股関節の3つの関節が伸展し、「しなり」の動きを出しています。
〈胸椎と腰椎〉 〈股関節〉
伸展とは、写真のように反らせるような動きのことです。
痛みの問題となるのは腰椎だけではなく胸椎と股関節の動きも関わります。
また、腰椎は体幹を使うあらゆる運動の軸になるため、伸展の動きというよりも体幹を安定させるために使われます。
しかしながら、胸椎と股関節の伸展可動域がないことで、
腰椎での伸展が大きくなります。
そのため、腰椎の後方にある脊柱起立筋や腰方形筋など(以下背筋群)が力を入れて
腰を反らせ「しなり」を出してしまいます。
〈脊柱起立筋〉 〈腰方形筋〉
背筋群に無理に力をいれて
「しなり」を意識して投げてしまうと筋肉が固くなります。
固くなった状態で投げ続けると、
筋・筋膜性腰痛(腰の筋肉による腰痛)を引き起こしやすくなります。
さらに、このような状態が悪化していくと、
腰椎や椎間板が圧迫され腰椎分離症(腰椎の疲労骨折)やヘルニアなどに繋がっていきます。
そのため、しなりを無理なく出すためにも胸椎と股関節の伸展可動域は必要となります。
これらはストレッチや筋肉をほぐすことにより可動域は出て痛みは改善されます!
しかし、すべての腰の痛みがこれに当てはまるわけではないです。
なぜならば、投球時は強い回旋も入っていきますので、別の要因で痛みが出る可能性もあります。
痛みというのは原因を改善しない限りとることはできません。
なので、何が原因で痛いのか、どのようなことをすると良くなるのかわからない方はいつでもご相談ください!!
スポーツラボ鍼整骨院 田中