アーチコラム 「名古屋市の膝がよく痛くなるバスケットボール選手へ」
こんにちは!
名古屋市千種区にあるスポーツラボ鍼接骨院・千種院に勤務しております山上(やまがみ)です。
今回は、バスケットボールをしていて膝の痛みにお悩みの方へその原因と解決方法をお伝えしていきます。
膝の痛みには様々な症状があります。その中でもオスグットやジャンパー膝が有名ですね。ですがそれらと同じくらいにお皿周り(膝蓋下脂肪体)の痛みを訴える選手が多い印象です。
・オスグットについてはこちら
https://www.arch-treat.com/news/detail/250
結論から話しますと、原因はもも前の筋肉(大腿四頭筋)を使いすぎていることにあります。もも前の筋肉は膝下(脛骨粗面)までのびていますから、使いすぎてしまうと、お皿周辺で腱や脂肪の塊(膝蓋下脂肪体)などの動きが悪くなり、痛みに繋がります。
◯膝蓋下脂肪体とは?
・お皿と膝関節との間にある。
・膝の動きをスムースにさせたり、衝撃を吸収する役目があります。
◯膝蓋下脂肪体の痛みの特徴
・スクワットなどの運動や膝の曲げ伸ばしでお皿の下が痛くなる。
・お皿の下を押すと痛む。
①オスグット ・膝を横から見た図
②ジャンパー膝
②+③膝蓋下脂肪体の痛み
では、なぜもも前の筋肉を使いすぎると、膝蓋下脂肪体の痛みに繋がるのか。
その根本的な原因を解決しないことには、膝の痛みは解決しません。
[原因1]
◎もも裏の筋肉(ハムストリングス)が硬くて、骨盤が後ろへ傾いている(骨盤後傾)
シュート前 ドリブル時
・骨盤が後傾してしまうと、もも前の筋肉は引き伸ばされます。ですが、体重や膝を安定させるために力が常に入っているため、必要以上にストレスが加わります。
・バスケットボールの動きの中では、シュートを打つ前やドリブル・リバウンドからの着地時に骨盤が後傾してしまうことで、膝だけで衝撃を吸収してしまいます。
⇨解決法(エクササイズ)
○もも裏のリリース
・野球ボールくらいの大きさのボールを使い、イスに座って前後に動かします。
○もも裏のストレッチ
・つま先は上を向くようにして、軽く膝は曲げます。
・骨盤をグイッと立てるようにしてから、お辞儀していきます。
○ヒップリフト
・骨盤を立てる→腰が曲がらないようにお辞儀する→ばんざいをする→イスからお尻を浮かせる→軽く体重を前へ→お尻を浮かせたら5秒間耐えます。
・もも裏からお尻の下まで伸びてくる感覚があれば完璧です!
[原因2]
◎股関節で衝撃を吸収できていない
・股関節を曲げる(屈曲)ことで、膝だけで吸収していた衝撃を股関節でも吸収ができます。
股関節で衝撃を吸収することができれば、膝だけにかかっていたストレスを減らすことができます。
⇨解決法(エクササイズ)
○スクワット
横 正面
・膝の曲がる角度より股関節を深く曲げる意識で曲げていきます。
・体重はかかとに乗らないように軽く前に体重がかかるようにします。
・お尻の下の辺りがキツくなってきたり、突っ張ってくる感覚があればOKです!
○スクワットジャンプ
・https://youtube.com/shorts/k-520pLTCrI?feature=share
・スクワットの姿勢からジャンプをしていきます。
・着地の時は、スクワットの姿勢で後ろに体重が傾かないよう、股関節で衝撃を吸収する意識で行います。
このエクササイズはご自宅でもできます!
膝の痛みは膝周辺に原因があるのではなく、いつもの姿勢や股関節の働きがないことから出てきます。
私たちは、その根本的な原因を改善していきます。
長引いてしまっている膝痛や何回も繰り返してしまう方は、一緒に原因を見つけていきましょう!
スポーツラボ鍼接骨院 千種院/A village 柔道整復師 山上大輝
住所 愛知県名古屋市千種区姫池通3−28 名古屋辻ビル2階