アーチコラム 袋井で手の痺れや腕の痛み、だるさでお困りの方へ
袋井で手の痺れや腕の痛みでお困りの方へ。
こんにちは。アスリート鍼灸整骨院 袋井院の澤木です。
私は、鍼灸師の資格を持っており治療やリハビリ、トレーニングを診させていただいています。
今回は、上腕の痺れや痛み、だるさの原因についてお話していきます。
手の痺れが出るとまず考えるのは、頭(脳や脊髄)に問題があるのかなと思う方が多いのではないでしょうか。
手の痺れの原因は、脳や脊髄だけでなく、神経や筋肉の問題など様々な事が考えられます。
①脳血管障害(脳梗塞、脳卒中、くも膜下出血)
脳の血管が障害を受けることによって生じる疾患
障害の後遺症により痺れが出る
②頸椎の問題(頸椎ヘルニア)
頸椎は、7個の骨と椎間板(骨の間に存在するクッション)が交互に組み合わさった構造をしている
椎間板が神経を圧迫することにより、上腕に痛みや痺れが出る
③神経や筋肉の問題(手根管、肘部管症候群、胸郭出口症候群)
筋肉が硬くなることにより、神経が圧迫され上腕に痺れが出る
④☆腫瘍や瘢痕(傷あと)による癒着
筋肉や神経の圧迫により上腕に痺れが出る
このような様々な原因が挙げられます。
今回は袋井に通院されていた患者さんの症状について紹介していきます。
上腕に痺れや痛み、だるさがあり来院されたⅯさんです。
Ⅿさんは、座っていて腕を下に降ろしていている際に引っ張られるような腕の痛みや指先、腕に痺れを感じ、家事も行うことができない状態でした。
姿勢は猫背(肩甲骨外転位)、上腕外旋位、前腕回内位になっていたため、腕の捻りが強く筋膜の引っ張りがおきていました。
【筋膜とは】
筋肉を包む膜のこと。運動不足や長時間同じ姿勢を続けた結果、筋膜が硬くなり痛み生じる。
筋膜とは こちらをご覧下さい。
Ⅿさんの姿勢の改善をするために、硬くなっていた筋肉を緩め正しい腕の位置に誘導する手技(マッサージ)や筋膜リリースなどを行いました。
治療を繰り返し症状は改善されましたが、なかなかすっきりとした痛みや痺れだるさが取れませんでした。
なんと・・・!
痛みが出ていた原因は、腕(上腕三頭筋)にできていた軟部腫瘍(脂肪腫)でした。
お医者さんの診断で、良性腫瘍のため腫瘍の周りを触っても良い許可があったので、腕の筋肉の硬さをとる手技(マッサージ)、筋膜リリース、ストレッチを行いました。
腕の筋肉は、腫瘍と癒着していました。
【癒着とは・・・?】
炎症により、本来離れている組織同士がくっついて、筋肉と皮膚が硬くなってしまう状態。
筋肉が癒着すると、筋肉が上手く動かず血の巡りが悪くなり、血管や神経を圧迫してしまいます。
その結果、痛みや痺れを引き起こしてしまいます。
Ⅿさんの症状は、腕(上腕三頭筋)の筋肉が神経を圧迫してしまい、痺れが出てしまっていたのです。
上腕三頭筋の下は、橈骨神経が通っています。
橈骨神経の走行は、頸 → 鎖骨の下 → 上腕骨の外側 → 前腕の前側の筋肉の順です。
腕の神経は頸から指先に通っているので、腕の一ヵ所でも癒着が起きることにより不調が現れてしまうのです。
Ⅿさんは、上腕三頭筋の癒着を取るための筋膜リリース(手技)や鍼治療、セルフで行える筋膜リリース、ストレッチを続けた結果、痺れがなくなり家事もできるまでに改善しました。
【上腕三頭筋のリリース】
道具を使って腕の後面をリリース 前後に1分動かしましょう。
【上腕三頭筋のストレッチ】
→
腕を上に上げる 腕の後面を伸ばす
リリース道具はボールでも良いです。
このような腕の症状の原因・・・
実は、腫瘍や手術後による皮膚の動きが悪くなることによって筋肉の癒着が起きていることがあるのです。
上腕の痺れや痛み、だるさがあるとやりたい事ができず、日常生活にも不便を感じる事だと思います。
適切な治療やリハビリを行うことにより症状は改善されます。
私達は、姿勢評価や筋肉の状態を評価して、その症状にあう治療法を勧めさせていただいています。
痛みや痺れでお困りの方一度私達に、ご相談下さい。
鍼灸師 澤木 藍
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アスリート鍼灸整骨院 袋井
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