アーチコラム ジュニアアスリートに必要なトレーニングって? スポーツラボ鍼整骨院 滝ノ水
こんにちは。
スポーツラボ鍼整骨院 滝ノ水院の石本 楓華です。
私は柔道整復師の資格を持ち、学生やアスリートの怪我の治療やパフォーマンスアップ、
痛みに困っている方の治療や日常生活をより良いものにするためのトレーニングをし、
その方の目標を達成するためのお手伝いをさせていただいております。
今回は、ジュニア(成長期)アスリートに必要なトレーニングについてお話していきます。
ジュニアアスリートを診させていただいていて保護者の方からよく聞く言葉があります。
「なんか動きがぎこちない」「まっすぐ走れない」「転ぶときに手がつけない」など、
他にもたくさんお子様のことで不安に思うことがあると思います。
近年はスマートフォンやゲーム機、テレビなどが充実し視聴する時間が増加していて
「小学生のスクリーンタイムの長時間化」が問題として挙げられています。
また、習い事の多様化、安全のために公園の遊具で遊ぶことが少なくなり、外遊びをする子どもが少なくなっているのが目立っています。
昔なら、鬼ごっこや相撲、竹馬やゴム跳びなどといった遊びを通じて身につけていた動きが、
現在では遊びを通じて身につける機会が少なくなっています。
ジュニアアスリート世代は、神経系の発達が最も盛んな時期です。
この世代に特定の運動だけではなく、いろいろな動きを身につけておくと将来的に運動神経が良くなると言えます。
私が思う運動神経は、目や耳から入ってきた情報を脳で処理し、脳から筋肉(身体)に的確な指令を伝えることです。
そういった神経の回路を、【コーディネーション能力】とここではいいます。
このコーディネーション能力には7つの能力があります。
その一つ一つの能力をしっかりと理解し、運動に繋げていくことが大切です。
では、それぞれの能力をサッカーに例えて細かく説明していきます。
〇定位能力〇
相手やボールなどと自分の位置関係を正確に把握する能力のことをいいます。
例)飛んできたボールの落下地点を予測しトラップをする。
〇変換能力〇
状況に応じて素早く動作を切り替える能力のことをいいます。
例)相手がボールに寄せてきたのでフェイントをかけて抜く。
〇リズム能力〇
相手の動きを真似し、タイミングを合わせることをいいます。
例)走っている人にタイミングを合わせてパスを出す。
〇反応能力〇
何かしらの合図に正確に素早く反応することをいいます。
例)仲間が「はい!」とボールを要求したのでパスを出す。
〇バランス能力〇
不安定な体勢から立て直したり、プレーを継続したりする能力のことをいいます。
例)相手が体を当ててきたが、体勢を立て直し転ばずに耐える。
〇連結能力〇
関節や筋肉の動きをタイミングよく合わせる能力のことをいいます。
例)走りながら上手にドリブルをする。
〇識別能力〇
手足や用具などを操作し、正しく使い分ける能力のことをいいます。
例)リフティングをする。
一般的に言う「運動神経が悪い!」というのは、これらのコーディネーション能力の経験が少なかっただけだと思います。
それぞれ得意不得意はあると思いますが、苦手な動作を反復し経験することで動作は改善します。
成長期で神経の発達が豊富な時期(ゴールデンエイジ)だからこそ、コーディネーション能力を高めることが大切です。
それでは、お家でも簡単にできるコーディネーショントレーニングをご紹介します。
☆体ジャンケン☆
体を大きく使ってグーチョキパーの後出しジャンケンで相手に勝ちます。
慣れてきたらテンポを速く、また負ける方もやってみましょう!
☆リアクションジャンプ☆
前・後・右・左・上・下と指示を出しその方向にジャンプします。
慣れてきたら指示と反対に動いてみましょう!
☆ボールパス交換☆
向かい合って同じタイミングでパスを出します。
バウンドや高いボールなどで難易度アップしてみましょう!
親子でも友達でも、みんなで楽しく取り組めるので是非一度やってみてください。
ジュニアアスリートの時期にコーディネーション能力を身につけて、
怪我をせずにパフォーマンスアップ、楽しくスポーツをしましょう!
また、当院では専門的な知識を持ったスタッフがしっかりと対応させていただきますので、お悩みがありましたらお気軽にご相談ください。
LINEでもご相談頂けます。