アーチコラム 横向きは楽なのに、仰向けで寝ると腰が痛い浜松の方のお悩み解決
浜松市アーチ鍼灸整骨院、柔道整復師の松本です。
今回は、横向きで寝ると楽なのに
仰向けで寝ると腰が痛い方
のお悩み解決です。
まず、普段仰向けで寝ずに横向きで寝てしまう方は
猫背などの姿勢の乱れが考えられます。
姿勢が乱れてしまうと布団やベッドなどと
背中が接触している面積が減り、
その分を、接地している部分で支えるために
直ぐに疲れてしまい
横になる傾向があります。
横向きで寝ると、左右で楽な方があると思いますが
それは、例えば普段から右の骨盤が上がっていると
右が上で寝た方が楽など、
普段の姿勢に近い形が
寝ているときも楽になります。
そして本題の、仰向けで寝ると腰が痛い方ですが
これは経験上は90%以上の確率で
一方の骨盤が前に傾き
もう一方が後ろに傾いている
場合におこります。
基本的に、前を向いて立った時につま先をみて
前に出ている足の方が骨盤が前に倒れていて
反対が後ろに倒れています。
そして、骨盤が前に倒れている(つま先が前)側の
腸腰筋と呼ばれる筋肉を緩め
反対側の、腹直筋と呼ばれる筋肉を緩めれば
症状は軽減されます。
(*片方の膝が完全伸びないなどが原因で、
骨盤の前後が、つま先の位置とは反対の場合も
ありますので、症状の改善がみられなかったら
一度反対で試してみてください)
ご自宅で、出来るケアとしましては
ボールを使い筋肉を緩め、ストレッチをかけて
あげます。
まずは、つま先が前側のリリースとストレッチ
(腸腰筋)
写真の場所にボールを当ててうつ伏せになり
身体を上下に動かしゴリゴリします。
腰骨の内側にボールを当てる
身体を上下に動かす
次につま先が前だった方の足を後ろにして
前後に足を開き膝立ちでストレッチを行います。
黄色の部分を伸ばすように身体を前に持っていきます
<注意点>
写真のように、身体は前に行くけど骨盤が一緒に
ついてきていない方が多いので気を付けてください
今度は、つま先が後ろだった方のリリースです。
(腹直筋)
つま先が後ろだった側の腹直筋にボールを当て
うつ伏せになって身体を上下にゴリゴリします。
おへそを中心に右か左にボールを当てる
身体を上下に動かす
以上を行い、仰向けで寝て症状が
軽減されるようでしたら、これが原因として
考えられます。
リリースは1分から3分
ストレッチは20秒を2セット
継続して行ってください
ただし
腰の場合、姿勢を整えると逆に、痛みやしびれが
悪化する場合があります。
これは
ヘルニアと呼ばれる背骨と背骨を
つなぐ部分が飛び出てしまい神経を圧迫して
痛みやシビレを出すものや、
腰椎分離症と呼ばれる、背骨の疲労骨折など
身体を構成するものが壊れてしまっている
状態の時に起こることが多いです。
この場合は、早めに受診することをお勧めします。
アーチ鍼灸整骨院
柔道整復師 松本 朝臣