アーチコラム 名古屋でボールを投げると肘の内側が痛くなる方の改善方法
こんにちは。スポーツラボ鍼整骨院 滝ノ水院で勤務しております、柔道整復師の中川裕太です。
私達は、「ケガをする前より強くなる」をモットーに患者さんを診させて頂いております。
今回は野球肘の改善方法の話です。
私達が普段患者さんからお話をお伺いするのは、
投げると肘の内側が痛くなって休むと痛みが良くなる。
この悩みがある選手は結構多いのではないかと思います。
野球肘の原因はこちら↓
https://www.arch-treat.com/news/detail/127
前回の記事にもありますが、可動域が必要な関節と安定が必要な関節が交互になっているのが私達の体の構造です。
青丸が可動性
赤丸が安定性
肩甲骨は安定性
肩関節は可動性
肘関節は安定性
手関節は可動性
これが逆転している選手や、可動性が必要な肩関節・手関節が硬い選手は野球肘になりやすいと思います。
では改善方法へといきましょう。
今回紹介するのは、肩関節の可動域拡大です!
肩関節が動きやすくなれば肘への負担は減る選手がほとんどです!
その前にこの画像のように、
どのくらい手が上に上がるか、手が後ろに回るか、
チェックしてみて下さい。
①筋肉をほぐす
②ほぐした筋肉をストレッチする
③ストレッチされた状態を維持する為の運動
この3つの内容をやっていきましょう!
①筋肉をほぐす(肘が痛い方のみ行う)
自分自身でマッサージ出来る方法です。
今日は3カ所いきます!
基本的にボールが当たって痛いところを中心にマッサージしていきます。
【各2分】
【肩甲骨の表面(棘下筋)】
肩甲骨にボールを置いて、壁に当てながら動きます。
【肩の後ろ(三角筋後部線維)】
肩の後ろにボールを置いて、壁に当てながら動きます。
その時に手のひらを下に向けながらやると、より効果的です。
【胸の筋肉(大胸筋)】
鎖骨の下にボールを当ててうつ伏せに寝ながら、痛いところにボールを当てていきます。
②ほぐした筋肉をストレッチする(肘が痛い方のみ行う)
30秒×2セット
【三角筋後部線維】
この姿勢になり、肩の後ろを伸ばす
【大胸筋】
胸の筋肉だけ伸びるようにする。
骨盤や足が動かないように反対の手で持っておく
③ストレッチされた状態を維持する為の運動
【膝付き腕立て伏せ】
10回×2セット
胸の前を伸ばして、肩関節の可動域を増やす
『良いやり方』
『悪いやり方』
肘が低くなってしまって胸が伸びない 腰が反りすぎていてお腹に力が入っていない
【シュラッグ】
10回×2セット
両手に重り(2kg以上)を持って行う
肩甲骨を安定させて、肩関節の可動域を増やす
シュラッグの動画はこちら↓
ここまでやっていただいたら、もう一度
手がどのくらい上がるか、手が後ろに回るかを確認してみて下さい。
before after
先ほどより動きやすい選手は、ボールを投げるときに肩関節がしっかり動くようになり、肘への負担が減ると共に痛みも減っていくと思います。
肘の内側に痛みなく思いっきりボールが投げられるようにしていきましょう!
さようなら野球肘。
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