アーチコラム 夜間痛がひどい静岡市の方!!肩はある程度動かすことができるが、ある一定の動作での肩の痛みについて(スポーツラボ鍼整骨院 静岡市西脇)
こんにちは!
静岡市 西脇にあるスポーツラボ鍼整骨院 中田です。
今回も、肩の痛みについてお話しします
今実際に治療・リハビリに来られているOさん。
70歳代男性、
昨年から、ボーリングをやり始めて
数ヶ月して肩に違和感を覚え
今年の1月に痛みが強くなり3か月間安静にしてきましたが
痛みが変わらず4月末に来院されました。
右肩の痛みでしたが、無理をしたら耳の近くまで上げることが出来ていました。
ただし、下げる途中の一定の角度で強い痛みがでて顔をゆがめていました。
このように同じような症状で困っている方いませんか?
もしこのような症状であれば、 五十肩と言われるものではなく
「腱板損傷」なのかもしれません。(あくまで、可能性の話ですが)
そもそも腱板ってなんでしょう?
腱板とは、肩の関節の安定を担っていて上腕骨を持ち上げ支えている腱のことを言います
その腱板ですが、40歳頃から腱の老化が始まると言われていて、特に強く捻ったり打ったりしなくても
日常生活の動作の中で自然に損傷することがあります。
腱板が損傷すると出る症状とは
1・じっとしている時の肩の痛み
2・腕を上げた時、下すときの痛みや引っ掛かり感・ゴリゴリとした音がする
3・仰向けで寝ている時の肩の痛み
五十肩と症状が似ていますが、大きな違いがあります
それは
関節の動きがかたくなることが少ない、腕を上げ下げすることができる
ここが違いです
患者さんのOさんも 普段から肩の関節にそこまで負担をかけていたわけではなく
ボーリングをしていて徐々に痛みが出てきたのですが
もしかすると、今までの生活の中で少しずつ損傷していたのかもしれません。
だから、
もし、五十肩と判断して 安静の期間(1ヶ月以上)を長くしていたり、必要以上に運動することを控えていた方で
腕の上げ下げが出来るのならば、早く治療・リハビリをした方がいいです!!
なぜなら、「腱板損傷」であれば、その損傷の程度にもよりますが
早く固まっている筋肉をゆるめて
肩を守る筋肉を早く強化をすれば症状の改善が断然に早いからです!!
気になっている方、これを試してみてください。
① 腕を横にあげていきます
② 90度の所で手のひらを天井の方に向けます *痛みがある方はむりをしないように
③ 耳の方まで上げます
④ 耳まで着いたら同じように下げていきます
その過程で赤く書かれている場所でのみ痛みが出る方は「腱板損傷」の疑いがあると思います
実際に Oさんも90度前後での痛みがあり一番最初はそれ以上、挙げたがりませんでしたが
3~5回の治療で耳まで容易に上げることが出来るようになりました
その3~5回の治療で行ったことはというと
1・脇下周辺の固まった筋肉や組織を剥がす
とにかく脇の周りをつまんで前後左右に動かしまくります
指先の脇の奥なんかもゴリゴリ突っ込みながら2分間ほぐします
脇下は、普段腕を下げている時間が長いため脇下回りの筋肉(組織)はずっと縮んだままで
伸びることを忘れてしまう場所です。ここが癒着してしまうと腕を上げにくくなり痛みの原因になります。
2・肩の後ろにある棘下筋を緩める
次に肩の後ろにある棘下筋です。 ここをテニスボールで痛気持ちいい位の強さで1分間ほぐします
痛みの期間が長ければ長いほど硬くなり、その硬さで肩関節を後ろから前に押し出してしまいます
そうなると、肩の前の筋肉同士が擦れあって炎症を起こします
3・肩の前にある大胸筋をほぐして伸ばします
大胸筋は、ソフトボールくらいの大きなボールでこれでもかってほどにグリグリします そして腕を頭の後ろに組んで(痛みがなければ)足を交差して胸を伸ばします
まずはこれをしてOさんは腕の上げ下げが容易になり、痛みもだいぶ軽減しました。
この筋肉(組織)をしっかりと緩めてストレッチができるようになったら
バランスのいい筋肉がつくので、
いきなりリハビリや筋トレをするのではなく
リハビリをするための準備をすることをお勧めします
次回は柔軟性が出た後、どのようにして強化していくのかトレーニングをお伝えします
肩の痛みで悩まれている方、もしよければご連絡ください
静岡市 西脇 スポーツラボ鍼整骨院 054-266-3831