アーチコラム 外反母趾や足の裏の痛みに対し、オリジナルルームシューズを作りました
あなたはご自宅で『スリッパ』を履いていますか?
それとも『裸足』でお過ごしですか?
■ルームシューズの研究
より長く、より痛みなく快適に歩きたいと誰もが願うものです。
そして、最近ではウォーキングブームもあり、外で履く靴もどんどん機能性が高まってきました。
私たちも10年以上前から、靴とインソール(靴の中敷きにオリジナルで痛みを無くしたり、歩きやすくする加工をすること)
に着目し、来ていただける患者様、クライアント様の足に合う靴を提案させていただき
そしてインソールを施工させていただいておりました。
米国足病医協会の調べによると、ゆっくり歩くときでも足にかかる重さは、体重の1.2倍。
60kgの人で一歩ごとに72kgの重さが足にかかると言われています。
それが、走れば3倍(180㎏)、ジャンプで6倍(360㎏)と言われています。
人は1日に平均約6.5キロメートル(歩数にして約7,500歩)歩いているといわれているので、
72キロ×7,500歩=540トンが足にかかることになります。
これらの話は、
正しい靴とインソールで変化させた足は歩くたびにいい運動をされていることになるという事になります。
ということは、足に合っていない靴やインソールを使用するという事は、どんどん歩けば歩くほど悪くなる可能性があるとも言えます。
それを解消するために、サイズ・幅・インソールを足に合うものを提供してきました。
そして、今回私たちが抱えていた大きな問題に取り組むことになりました。
家で過ごす時間が長い方の場合、裸足かスリッパで過ごす方が多いという問題です。
先ほども述べたように、正しいものを履いて歩けばそれだけで、足にとってはいい運動になります。
歩くだけで、筋トレができるという事です。
その反対に、悪い状態のままの裸足や、むしろ無駄に力が入ってしまうスリッパなどで過ごすたびに、
いくら外でいい靴、インソールを使用しても、その効果を家の中で無くしていることが多くありました。
私たちは、その問題を解決したいその一心で、ルームシューズ(室内履き)の開発を開始しました。
■靴が安定すると疲れにくく歩きやすい
私たちの会社には靴職人もいることから、靴の知識が豊富にありました。
スリッパや裸足になくて、私たちの考えるルームシューズにあるもの。
そう考えたときに、
①かかとの支えを広くして、
②靴底の支えをしっかりすることで、
その問題が解消できることが分かりました。
①かかとの支えをしっかりするロングカウンターを採用
カウンターとは“かかと部分”の支え。左右からの支えがないと足は大きく左右にブレ、インソールの機能が発揮されにくくなります。このルームシューズはかかとから土踏まず部分を支えるためのロング・カウンターを採用しました。
②靴底を支えることで、楽に歩けるシャンク材を採用
“シャンク”は“靴底”内にある支えのこと。足裏、特に土踏まず部分に搭載されています。シャンクがないと靴自体の歪みの原因となり、歩行中の足の左右へのねじれの動きなどをサポートできません。そして、本来曲がるはずの指の付け根で曲がる前に、靴の真ん中で靴が曲がってしまい、それが足に大きな負担を与える原因となっています。私たちのルームシューズは本当に足のことを考えて、固くしっかりとしたシャンクを採用しました。
私たちはもともと“外反母趾”や“足底腱膜炎”、そして“かかとの痛み”などの痛みのある方をずっと診てきたので、痛い方の足の特徴はわかっていました。
痛みのある方の足の形の傾向、
靴をつくってきた経験から導く長く履ける丈夫な素材、
そして家庭や職場でも履きやすい色、
さらにはメイドインジャパンによる高品質、
足と長くかかわってきた私たちだからかもしれませんが、インソールをすでに処方されている方のために取り外し可能で、様々なタイプのインソールを入れられることも考えた設計、
体のプロである治療家と、靴のプロである靴職人が、疲れにくく痛みが出にくい足のために、そして長く健康でいてもらうために、これらの特長を兼ね備えたルームシューズを作り出すことができました。
アーチオリジナルシューズを「Ashi-cafe(アシカフェ)」と名付け、その第1作目のルームシューズを
RS-1(アールエスワン)
と名付けました。
カラーは3色
サイズ展開は22.0-25.0㎝
家事ををがんばる女性、立ち仕事で毎日大変な女性のことを考えてより多くのサイズをつくりました。
希望小売価格 16,500円(税別)
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株式会社アーチ
柔道整復師 髙木慎一