アーチコラム その膝の痛み、実は「足の裏」が原因かも
その膝の痛み、実は「足の裏」が原因かも
「掃除や料理で立っていると、 膝やふくらはぎがパンパンに張ってくる」
「階段の上り下りで、膝の内側がピリッといたむ」
「家族旅行や買い物で長く歩くと、翌日まで疲れが残る」
このようなお悩み、ありませんか?
湿布を貼ったり、 マッサージしたりするとその場では楽になるけれど、 すぐに痛みが戻ってしまう…。
実はその繰り返す膝の痛み、膝そのものではなく、
「足(足元)」 に本当の原因があるかもしれません。
今回は、意外と知られていない「足と膝の関係」と、 今日からできる改善方法についてお伝えします。
目次
1. 「扁平足(へんぺいそく)」とは?
膝の内側を痛める方の多くに見られるのが「扁平足」です。
扁平足とは、
本来なら弓なりの形をしている土踏まず(アーチ) が潰れて、
足の裏がベタッと地面についてしまった状態を指します 。
土踏まずは、歩く時の衝撃を和らげる「クッション」 の役割を担っています。
このクッションが機能しなくなると、 一歩踏み出すたびに、 ダイレクトに膝へと負担が伝わってしまうのです。
放置すると、外反母趾や足底腱膜炎(かかとの痛み)、膝痛、 さらには腰痛の原因にも繋がります。
2. 足元の崩れが膝に影響する
足は全身を支える大切な「土台」です。この土台が崩れると、 体全体が傾いてしまいます。
①アーチが下がる
→足の内側に重心が偏ります。
②かかとが内側に倒れる
→足首が内側に倒れ込むと、つま先が外を向くような「ねじれ」 が生じます。
③膝が内側に入る(ニーイン)
→足首の倒れ込みを補おうとして、 膝が内側にグイッと入り込みます。
この「ねじれた状態」で家事をしたり、 階段を上ったりすることで、膝の内側に強いストレスがかかり、 慢性的な痛みへと変わっていくのです。
3. 改善法
膝への負担を減らすには、足元を安定させ、 支える力を取り戻すことです。
① トレーニング
まずは、 地面をしっかり蹴って歩くための筋肉を鍛えていきましょう。
• カーフレイズ(かかと上げ):
1. 壁や椅子に軽く手をついて立ちます。
2. 背伸びをするように、ゆっくりとかかとを上げます。
3. 最大限まで上げたら、ゆっくり下ろします。
※10回を2〜3セット。 ふくらはぎの筋肉を意識するのがコツです。
• チューブトレーニング(後脛骨筋):
ゴムチューブを使い、足首を「内側にひねる」動きを行います。 土踏まずを引き上げる筋肉(後脛骨筋) をピンポイントで鍛えることができ、 アーチの機能を取り戻していきます。

② 靴とインソールの見直し
トレーニングと同じくらい重要なのが、 足を支えるインソールと靴のサポートです。
• インソールの活用
自力で支えきれないアーチを、 インソールで下から持ち上げてあげましょう。 これだけで膝への衝撃が軽減します。
• 「ちょうど良いサイズ」の靴選び
「きついのが嫌だから」と、 実際のサイズより大きな靴を選んでいませんか?
靴の中で足が動いてしまうと余計に扁平足が悪化します。
一度、 今の靴より0.5cm小さいサイズを試着してみてください。

4. まとめ
膝の不調は、 膝だけを治療してもなかなか根本から改善しないことがあります。
• ちょっとした段差が不安
• 運動をしていないのに膝の内側が痛む
• 昔より足の幅が広くなった気がする
これらに心当たりがある方は、 足元からの影響を疑ってみるのが改善への近道です。
当院では、お一人お一人の足の形や歩き方を分析し、
「 あなたに合わせたトレーニング」や
「最適なインソール・靴選び」
膝の痛みのせいで、お孫さんとの外出を諦めたり、 行きたい旅行を我慢したりするのはもったいないですよね。
「これから先も自分の足で楽しく歩き続ける」ために、 一度お体を見直してみませんか?
どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。一緒に、 明るく動ける未来を作っていきましょう!
スポーツラボ鍼接骨院
柔道整復師 中川 ひまり







