アーチコラム 袋井市で膝の外側が痛いランナーの方へ
「袋井市で膝の外側が痛いランナーの方へ」
こんにちは。
私は鍼灸師の竹村と申します。
アスリート鍼灸整骨院 袋井 で勤務しながら高校生の男子バレーボール部のトレーナーをしております。
膝の外側の痛み、それは「腸脛靭帯炎」かもしれません。
「腸脛靭帯炎」とは長時間のランニング動作で膝の外側が痛くなる疾患です。
腸脛靭帯炎の発生原因はランニングだけに限られませんがランニング動作で生じやすいため「ランナー膝」とも呼ばれます。
どのようにして痛むのでしょうか?
まず、痛めている場所から見ていきましょう。
⭕️のあたりがランニング時に痛い方は「腸脛靭帯炎」を疑いましょう。
痛めてしまう原因は、
「腸脛靭帯」と「大腿骨外側上顆」の繰り返しの摩擦による炎症です。
詳しく説明すると、
⚪️腸脛靭帯
起始 大腿筋膜張筋、大臀筋
停止 脛骨外側顆(ガーディ結節)
⚪️大腿骨外側上顆
(太ももの骨の外側にある骨性隆起)
🔴膝関節伸展位では、大腿骨外側上顆の前方に腸脛靭帯が走行しますが
🔴膝関節屈曲30度から大腿骨外側上顆の後方に移動します。
簡単に言うと膝を曲げ伸ばしする度、必然と腸脛靭帯が大腿骨外側上顆を乗り越える動きをします。
その乗り越える際に摩擦が生じ、
繰り返すことによって炎症を起こすというわけです。
原因で考えられるのは
①大腿骨外側上顆の突出が大きい
腸脛靭帯との隙間が狭くなり摩擦が大きくなる
②腸脛靭帯がかたい
大腿骨外側上顆を乗り越える際に伸長しないので摩擦が大きくなる
③内反膝(O脚)
内反膝になると外側に体重がかかり、腸脛靭帯にかかる圧が大きくなるので摩擦が大きくなる
内反膝についてはこちら↓
https://www.arch-treat.com/news/detail/189
安静にすると痛みは和らぎ、一定の距離を走ると痛みが出るのが特徴です。
🔵治療
①日常生活でも痛みが出る場合、手術が適用される場合がある
腸脛靭帯延長術、大腿骨外側上顆隆起切除術
②腸脛靭帯のリリース、ストレッチ
③股関節外転筋群の強化、インソール
膝関節が内反すると大腿骨は内転、内旋位になってしまうため
今回は、腸脛靭帯のリリースとストレッチ
股関節外転筋群のトレーニングをお伝えします。
腸脛靭帯ストレッチ
患側の足を後ろ斜めに引き体重をかける
腸脛靭帯リリース
グリッドに腸脛靭帯を当て左右に体重をかけながら転がす
中殿筋トレーニング
シザース10回×2セット
①直線になるように膝、股関節を伸ばす
②膝を伸ばしたまま足を上げる。
○の所がしんどくなれば正しくできています。
これでも改善しない人は足部の形状や自分に合っていない靴を履いている可能性があります。
私たちはオーダーインソールを作ること、
足に合うシューズフィッティングもできます。
インソールを作ればすぐに痛みが無くなるなんてこともあります。
気になることがあれば是非お問い合わせください。
アスリート鍼灸整骨院 袋井
鍼灸師 竹村望亜