アーチコラム 静岡市にお住まいで腰椎分離症と診断され、治ったけれど競技復帰が不安な方へ
静岡市で腰椎分離症と診断され、治ったけれど競技復帰が不安な方へ。
こんにちは。静岡市瀬名川にある、アスリート鍼灸整骨院の濱洲です。
私は柔道整復師とアスレティックトレーナーの資格を持ち、身体に痛みや悩みのある方への治療、リハビリ、パフォーマンスアップトレーニングなどを行っています。
今回は、【腰椎分離症】と診断され、安静にして骨自体は治ったけれどまだ腰が痛い時がある。再発しないか不安。ブランクが長く、競技復帰が不安。などのお悩みに対してお答えしていきます。1意見として、少しでも参考になればと思います。
一、腰椎分離症とは
腰椎分離症とは、腰椎(腰の背骨)の椎弓と呼ばれる部分の疲労骨折のことです。
腰を反らせた時、体を捻った時などに痛みが出る事が多いです。
病院で診断が下った後、約3ヶ月から6ヶ月の運動禁止、コルセットでの固定が指導されるケースがほとんどです。(個人差は大きいです。)
二、原因は?
骨が柔らかい成長期において、腰椎に繰り返しかかる外力が原因となります。
ジャンプや着地、背中を反る動作、体の捻りなど、スポーツでの繰り返し行われる動作がストレスとなり起こる場合がほとんどです。
しかしなぜ同じ練習をしていても、分離症になる子とならない子がいるのでしょう?
それは姿勢や体の使い方に問題があるからです。
三、自分だけ分離症になる理由は?
◎姿勢を確認
このような姿勢になっていませんか?
・骨盤の前傾が強い(反り腰)
・骨盤の後傾が強い
詳しい姿勢の説明はこちらをチェック袋井市で腰痛の方必見!腰痛の原因は姿勢から?改善にはリハビリが必要!(アスリート鍼灸整骨院 袋井院) | アーチフィジカルケアグループ (arch-treat.com)
このように不良姿勢であると、必要以上に腰椎へのストレスが大きくなり、発症しやすくなります。
◎身体の使い方を確認
分離症に大きく関わる体の部位3つを挙げるとしたら、【腹筋郡】【股関節】【胸椎】ではないでしょうか。(もちろん他にもたくさんあります。)分離症になる子は、この3つがうまく使えていない場合が多いです。
【腹筋郡】、特にインナーマッスルと呼ばれる筋肉が強いと、腹圧が高まり、腰椎を安定させる事ができます。逆に弱いと、所謂『反り腰』のような姿勢を作りやすく、腰への負担が増大します。
【股関節】は人間の体の中でも一番大きなパワーを生み出す関節であり、すべての動作のキーになると言っても過言ではない場所です。
股関節は元々大きな可動域を持っていますが、姿勢や筋肉の硬さなどで可動域が制限される事があります。可動域が制限されると、元々股関節が担うべき動きを腰で代償することになり、腰への負担が増大し、分離症発症となります。
【胸椎】は腰椎の上の背骨のことを指しますが、特に『伸展(反る)』『回旋(捻る)』の可動域が狭くなる事で、腰椎へのストレスが高まります。
元々胸椎は回旋の動きが得意で、30°〜35°の可動域を有していますが、それに対して腰椎は5°〜15°しかありません。
それが胸椎の回旋可動域が狭くなる事で、腰椎で代償しなければならないので、苦手な回旋ストレスが過度にかかることによって、分離のリスクが高まるというわけです。
これもまた、猫背などの不良姿勢やそれによる筋肉の硬さなどによって可動域の制限がかかります。
【姿勢】や【体の使い方】の問題をクリアするのは最低限必要なことです。
そこの土台が出来てからでないと、安全な復帰は難しいでしょう。
ではそれらを改善するためにはどんなリハビリが必要なのか?
それは、一度お身体を診させてもらってから詳しく説明させてください。
分離症になる原因は個人によって違うので、一概にこれをやればいい!というものでもないのです。
良かれと思ってやっても、やり方を間違えると再発リスクを高める運動も存在するのが事実です。
プロにしっかり指導してもらって行うのがベストでしょう。
まずは分離症になった原因は何なのか、早く安全に復帰するための優先順位は何か、安全で正しいリハビリの方法はどういうものか。
焦る気持ちはとても分かります。
我々があなたにとってのベストを提案しますので、一緒に目標に向かって頑張ってみませんか?
限られた期間しかできない学生スポーツですから、貴重な時間を無駄にしないよう、我々も日々尽力しております。
何かお困りのことがあれば、いつでもご相談くださいね。
アスリート鍼灸整骨院瀬名川
TEL 504-297-3811