アーチコラム 浜松で朝起きたら首が痛くて起き上がれない。寝違えの痛みの原因、治し方について。
こんにちは、アーチ鍼灸整骨院の中川直紀です。
私は、鍼灸師の資格を持っており、静岡県や愛知県を中心に店舗展開をしているアーチフィジカルケアグループのアーチ鍼灸整骨院で働いております。
今回は、誰もが一度は経験したことがある
【寝違え】
についてお話しさせて頂きます。
朝起き上がろうとしたら、首が痛くて起き上がれない。
そんな経験、あなたはありませんか。
私は、何度か経験していてその度に辛いなーと思っていました。
では、なぜ寝違えの痛みが起こるのか。
そもそも寝違えとは一体、なんなのか。
そこからお話しさせて頂きます。
まず、寝違えた時の痛みの原因は筋肉による引っ張りからくる痛みがほとんどです。
寝ている間に同じ姿勢がずっと続いて、筋肉が引き伸ばされた状態が続くと痛みが出やすいです。
筋肉は、伸び縮みする線維なのですが、特に伸びた状態でいることが負担は強くなります。
イメージは、ずっとストレッチされ続けている状態です。
1分くらいならなんとか耐えられそうだけど、それが1時間も続くと相当大変そうじゃないですか?
だから、朝起き上がろうとすると首が痛くなっているんです。
では、なぜそのような状態になってしまうのか。
これ、実は1日寝てたからなるとかそういう問題だけではないんです。
日々の姿勢の影響がものすごく反映されます。
もちろん、座椅子などに座って首が後ろに落ちそうなような状態で寝ていたりするとその日の問題だけでなってしまいます。
ですが、いつもと同じ条件で、いつもと同じように寝ているのに寝違えの痛みが首に出てしまうのは、姿勢の影響なんです。
首は、脊柱と言われる骨が主で、頸椎と言われる部分です。
脊柱は、頸椎、胸椎、腰椎からなります。
これらは、吊り橋のように小さい骨が筋肉や靭帯などによって連結されているような状態です。
そのため、もちろん一つ一つの間での回旋や前後の移動、左右の移動などが起こる場合があります。
これは、横から見たときの弯曲は生理的弯曲と呼ばれる状態。
S字状が理想的だと言われています。
後ろから見たときはなるべく真っ直ぐに近い方がもちろん良いです。
後ろから見たときに左右に捻れていたりすると、左右対称ではなくなるため身体への負担は強くなります。
実は、この細かい捻れが日常的にひどくなっていくと寝違えのような症状が出やすくなります。
これは、その状態のまま布団で寝て同じ姿勢が続くと真っ直ぐの状態から比べると、ものすごく筋肉が引き伸ばされる部分が出来てしまいます。
その結果、ずっとその部分がストレッチされたような状態となり、朝起き上がろうとすると激痛が走るわけです。
では、それはどう対処すれば良いのか。
なる前にチェックすることは出来るのか。
そこをお伝えしていきます。
まず、チェック方法は前屈のような状態をとり、その状態で脊柱を誰かに触ってもらうのが一つです。
または、写真を撮ってもらうなどして見てみてください。
そのときに真っ直ぐではなく、左右にボコボコしていたら姿勢が悪そうだなという一つの指標になります。
その中でもどこか一か所が極端に左右どちらかに突出していれば、より寝違えを起こす可能性が高くなります。
まず一度チェックしてみてください。
次は、事前にその状態をどうすればケア出来るのか、なってしまったらどうしたら良いのかをお伝えします。
脊柱の突出に合わせて、凹んでいるところは筋肉が縮んでいます。
そこにゴルフボールが当たるように入れて、上向きで寝て深呼吸をします。
筋肉が縮んでいるところがあると、そこが上手く伸びないのが原因で他のところが伸ばされていることが多くあります。
なので、縮んでいるところにゴルフボールを当てて筋肉を緩めていきます。
深呼吸での痛みが落ち着いてきて、少し動かせそうであれば、上下に動かしてみてください。
これを1か所1分程度行います。
人によっては、その部分が何か所かあるはずなので、出来れば全部の場所をやってみてください。
そうすることで、脊柱の捻れもおさまりやすいです。
その後にマーメイドという、人魚のようなストレッチで、横の腹筋あたりを伸ばすように20秒×3回程度行ってください。
そうすると、脊柱の捻れもおさまってきます。
これを1回ではなく、1日3回程度毎日行ってみて下さい。
それほどひどくない寝違えの方であれば、これだけでもだいぶ楽になるはずです。
もし、それでも変わらない方は早めの治療をお勧めします。
このように痛みには必ず起こる原因があります。
私たちは、その原因を突き詰めて根本的に治療するのを得意としています。
なので、中々痛みが変わらない、治らない。
一緒に不自由ない生活が送れるように頑張りましょう!!!