アーチコラム 静岡にお住まいのサッカーの試合中アジリティでお困りのかたへ
こんにちは。
静岡市瀬名川にありますアスリート鍼灸整骨院で働いております、木下と申します。
当院では、痛みのある方への治療はもちろん、
スポーツに取り組む子どもたちやアスリートのパフォーマンス向上のためのトレーニング指導も行っています。
今回はサッカーを頑張っているお子さまに向けて、
相手を振り切るための大切な要素やトレーニング方法についてご紹介します。
目次
①相手を振り切るための要素とは?
試合中に相手選手を振り切るためには、大きく分けて二つの要素が必要です。
一つ目は方向転換のスピードです。
これには三つのポイントがあります。
- 筋肉のパワーの発揮
まず必要になるのが瞬間的な動きに対応できる筋肉が備わっているか、
さらにその筋肉がしっかりと力を発揮できるかが、パフォーマンスに大きく関わります
- 直線のスピード
分かりやすく言えば、50メートル走のタイムが速いかどうかです。
相手を抜くには純粋な速さも必要です。
- 体の連動性
体の使い方を間違っていると筋肉がうまく力を出せなかったり、ケガにつながったりすることもあります。
この三つが方向転換のスピードに関わる大切なポイントです。
二つ目は知覚や意思決定の速さです。
サッカーの試合中には、動いていない選手はいません。
その中で相手を抜くためには、目で見た情報を素早く処理し、パターンを見極めて状況を判断し、
相手の動きを予測することが必要です。
この判断の速さが相手とのスピードの差を生みます。
② 試合が終わるまで瞬発力を落とさないためには
前半は相手を振り切れたけれど、後半は動けなかった。
試合が終盤になると足が重くなるような感じがする。
このような経験がある方も多いのではないでしょうか。
こういった場合、体力不足を感じて長時間のランニングをする方がいますが、
実はこの方法はサッカーに向いていません。
サッカーの試合で重要なのは回復力です。
サッカーでは、全力で走る場面とジョギングをする場面が交互に訪れます。
このような動きが何度も繰り返されるため、マラソン選手のような一定の速さで長い距離を走る体力ではなく
短い時間の中でどれだけ早く回復できるかが重要になります。
この回復力があることで、試合の最後まで変わらないスピードと瞬発力を発揮できるようになり、
試合の終盤でも相手を振り切ることが可能になります。
③相手を振り切るためのトレーニング
ここでは相手を振り切る力を身につけるためのトレーニングを三つご紹介します。
一つ目はスクワットジャンプです。
このトレーニングは、サッカー選手がよく使う反発ステップ(一度地面を強く踏んで素早く方向転換する動き)に
必要な、床を強く蹴る力を高めるとともに、全身の動きを連動させることを目的としています。
ジャンプは高く素早く行い、股関節をしっかり使ってパワーポジションをとることがポイントです。
二つ目は立ち幅跳びダブルです。
立ち幅跳びを二回連続で行い、前への力を鍛えます。
遠くに跳ぶことと、一回目から二回目のジャンプを素早くつなげることがポイントです。
ジャンプ時に膝が内側に入らないように注意しましょう。
三つ目はパイクジャンプです。
このトレーニングは、床からの反発力を最大限に活かすことを目的としています。
着地からジャンプまでの時間をできるだけ短くし、真上に高く跳ぶことを意識してください。
さらに、ジャンプ中に下半身を素早く上に持ち上げる動作により、体幹の安定性が求められ、
同時に強い床反力を獲得することができます。
④まとめ
相手を振り切るためには、筋力、スピード、体の使い方、そして判断の速さが必要です。
これらを正しく理解し、継続してトレーニングしていくことで、試合の中でしっかりと成果が表れてきます。
また当院では、選手たちのアジリティ測定も行っています。
光電管を使い、選手の動きを数値として見える形で確認できるようにしその数値を伸ばすためのトレーニング指導を行っています。
お子さまの課題を明確にしたい、今のトレーニングの成果を確認したいとお考えの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
お待ちしております。
アスリート鍼灸整骨院瀬名川
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目31-19
TEL054-297-3811
柔道整復師
木下 智貴