アーチコラム 磐田市で肩の痛みにお困りの50代女性へ
こんにちは
磐田市千手堂にあるアシスト鍼灸整骨院で働いています脇田といいます。
私は、柔道整復師とアスレティックトレーナーの資格を有し、一般の方から学生、アスリートの方に対して治療・リハビリ・パフォーマンスアップの為のトレーニングをお伝えさせていただいています。
今回は、肩の痛みについてお話をしていきたいと思います。
肩の痛みは突然現れます、「急に肩が上がらなくなった」「後ろに腕を回したら急に痛みが出た」などで当院に来院されるかたも多くいらっしゃいます。
痛みが出ているまま放置してしまうと、悪化し
改善するまでには3ヶ月〜半年、またはそれ以上かかる可能性もあります。
ある日突然現れる肩の痛みですが、
実は、痛みがでる予兆を見逃していませんか?
気づかないうちに肩の可動域は狭くなっている可能性があります。
日々のチェックも含めてこの記事の内容を参考にしていただければと思います。
【肩に痛みが出るメカニズム】
肩は、広い可動域を獲得するために骨による連結は少なく、
靭帯や筋肉によって安定性が保たれています。
そのため筋肉の腱や靭帯が擦れて炎症が起こることで痛みが発生します。
肩の骨の連結はこのようになっています。
上腕骨頭といわれる腕の骨をとそれを受ける肩甲骨の骨が肩関節を構成しています。
腕を横から上げる際、肩関節はこのように動きます。
よく見ると上腕骨頭が下に滑りながら腕が上がっているのがわかりますか?
これは、痛みがない場合のスムーズな腕の上がり方になります。
しかし、上腕骨の周りの筋肉や、関節包が固まることで
このように下に滑れず上に突きあがるような上がり方になってしまいます。
これにより筋肉の腱や滑液包が挟み込まれ、炎症を起こしてしまいます。
炎症を起こした腱は肥厚して太くなることでより挟み込まれ炎症が強くなります。
これが肩に痛みが出るメカニズムの1つです。
【セルフチェック】
気づかないうちに肩の可動域は狭くなっています。
日常生活では、肩を上まで上げたり大きく動かさなくても特に問題がないため
実は、肩が動きずらくなっていることになかなか気づきにくいのです!
それをそのまま放置してしまうと、だんだん悪化してしまいます。
チェックの方法です
◇腕を前から上にあげる
この時に写真のように、上まで上がらなかったり
身体を反らして腕を上げている場合は要注意です!
◇腕を横から上にあげる
このとき90°付近で引っ掛かりや違和感がある場合は要注意です!
◇腕を後ろに回す
この時、肩が前に出たり、左右で可動域に差がある場合は要注意です!
◇腕を後ろに組んであげる
この動きは、肩甲骨を寄せる動きが必要になります
腕が上がらなかったり、体を前に倒してあげている場合は要注意です!
以上の4つをチェックしていただき
動きが悪い動作があればそれを改善するために以下のリリース・ストレッチを行うようにしてください!
*現在肩に痛みがある方も無理ない範囲で行ってみてください
【リリース・ストレッチ】
◇脇の下のほぐし
肩甲骨の外側をほぐします
◇肩の後ろのほぐし
肩甲骨の後をほぐします
◇胸の前のほぐし
鎖骨の下をほぐします
◇腕の後ろのほぐし
肘の上をほぐします
◇胸の前のストレッチ
胸の前を伸ばします
◇肩甲骨の運動PART1
肩甲骨を後に引きます
◇肩甲骨の運動PART2
肩を前から後ろに回します
行うタイミングは、お風呂上りや寝る前がおすすめです!
痛みがない範囲で動かしていく事で徐々に可動域を増やして行くことができます!
*ここで注意点です
肩が痛くなってすぐ(およそ1週間程度)は炎症が強く起きている場合があります
この場合は温めたり、ストレッチはせず安静にする必要があります
炎症期が治ってから上記のストレッチを始めるようにしてください!
また、肩は肩甲骨とも連動しているため
ここの動きを出して行くことで痛みを軽減させることができます!
当院では、このようなリハビリに加えて超音波・鍼治療なども行っております。
痛みでお困りの際は、一度ご相談ください。
お読みいただきありがとうございました。
アシスト鍼灸整骨院
脇田 聖