アーチコラム 浜松市で足首捻挫をして治療終わりですと言われたが、まだ足首の痛みが残る方へ
浜松市中区にある、アーチ鍼灸整骨院で治療を行っている
柔道整復師の松本です。
私は、今までに約5万回ほど治療を行っていますが
その経験の中、患者さんからの問い合わせで
「足首捻挫の治療を受けて、もう終わりですと
言われたんですが、運動をしたら
まだ痛みがでるので、そちらで一度診てもらえますか」
他には
「捻挫をして固定が取れたので運動をしていいと
言われたんですけど、子供がまだ痛がるんで
一度そちらで診てもらえますか」
などと言われる事が多くあります。
痛いのに、どうしていいかわからず非常に困りますよね。
こうなってしまう原因はいくつかあって
まず一つ目は固定による弊害です。
本来、
捻挫をして組織を損傷し、腫れや痛みが強い捻挫初期の
急性期と呼ばれる期間は
患部の安静(動かさない事)が大事ですので
ギプスなどの固定により患部を動かないようにすることが
治療をしていく上で、非常に有用になります。
固定をすると痛みが出にくくなり、痛みの引きも
早くなります。
ただ、物事には必ずメリット、デメリットがあるように
固定にもデメリットがあります。
それは、固定により関節が固まったように
動きにくくなってしまうという事です。
実は、足首は一つの関節に見えても、そこには
①遠位脛腓関節(えんいけいひ)
②距腿関節(きょたい)
③距骨下関節きょこつか)
④距舟関節(きょしゅう)
⑤踵立方関節(しょうりっぽう)
など、色々な関節が存在しており
その各々が大事な役割を果たしています。
例えば、①の遠位脛腓関節の動きが悪くなる事により
着地動作で痛みを出したり
③の距骨下関節の動きが出ない事で
走りの蹴り出しで痛みが出たりします。
これらは、筋肉を緩めて鎮痛効果のある電気治療だけでは
改善に限界があるので、しっかりと人の手により動きを
作ってあげる事が大事になってきます。
捻挫は脱臼の手前まで衝撃を受ける事により
骨の位置が悪くなるので、骨の位置を整えてあげて
さらに本来の関節の動きを作ってあげなければいけません。
もう一つは、筋力低下です。
痛みが出ることで脳が筋出力を抑えるように指令を出す
事で起こる筋力低下と
単純に、
動かさないことで起きる筋力低下
です。
これらの筋力低下は、治療の中でリハビリ(運動療法)を
行わない事で起こります。
これを、予防するには
足の状態に合わせて、写真のような
リハビリ(運動療法)を行う事で
失われた筋力や、バランス感覚などを取り戻します。
それにより、目安として捻挫後、約3週間で競技復帰が
出来るように 導きます。
(ここでいう競技復帰はテーピングかサポーターをした状態で
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捻挫により痛めた靭帯は、6週間で80%ほど修復されますが
筋力低下による痛みは、この損傷した靭帯以外の場所で起こります。
ただ、その痛みが何による痛みかの見極めは専門的な知識が無いと
難しいので、お困りの方は受診することをお勧めします。
最後に3つ目は、足首捻挫の治癒がどういうものなのか
明確に定められたものが無いという事と
「私、治った」の基準が人によって違い、
求めるものも、人によって違うという事です。
その差をなくすために、一緒に作戦を立てて
治療をしていきましょう。
アーチ鍼灸整骨院
柔道整復師 松本 朝臣