アーチコラム 袋井で肩の痛みでお悩みのあなた、原因は肩甲骨かもしれません、、、、(アスリート鍼灸整骨院 袋井院)
皆さん、初めまして。
私、アスリート鍼灸整骨院 袋井院にて施術、トレーニング指導を行っている、柔道整復師の石川瑞記と申します。
スポーツをしている小学生のトレーニングから、お身体の痛みに悩んでいる方の施術までさせていただいております。
今回は、肩の痛みについてです。
手を挙げると痛みが強くなる。そんな方に特に読んでいただきたい内容です。
手を挙げると肩に痛みが出る場合、肩の外側や、中の方に痛みを訴える方が多いです。
三角筋という筋肉の部分や、肩峰下の部分です。
三角筋
肩峰下
三角筋は、主に肩関節外転(腕を横から上にあげていく動き)させていく働きがあります。
この三角筋に大きな負担がかかってしまうと、三角筋に痛みが出始めます。
そして、肩峰下。ここは肩峰(肩甲骨の上方部分)と、上腕骨(腕の骨)の隙間にあたる部分です。
肩峰の下の部分だから、肩峰下です。
この肩峰下には筋や、関節包(関節の周りに存在する軟部組織)があり、それらが肩峰と上腕骨に挟み込まれると痛みが出ます。
この記事を読んで、痛みの出る箇所が近い方は、三角筋、肩峰下が痛んでいるということです。
では、ここからはその原因を説明していきます。
肩には、肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の2つの関節が存在します。
肩甲上腕関節は、肩甲骨と上腕骨との関節。
肩甲胸郭関節は、肩甲骨と胸郭(背骨、肋骨等で構成されている胸回りのこと)との関節です。
肩甲骨が、胸郭の表面を滑るような動きをします。
下の矢印のように動くと考えてください。
この二つの関節が動くことによって、手を挙げたり、手を後ろに回したりと肩の動きになります。
手を横から上へ180°挙げる際、肩甲上腕関節が120°、肩甲胸郭関節が60°の割合で動くのが理想です。
この写真の方は、右肩の動きが悪いですね。
肩の痛みのある方の多くは、この割合が崩れてしまっています。
肩甲胸郭関節の動く割合が減り、肩甲上腕関節の動く割合が大きくなっていることが多いです。
肩甲胸郭関節が60°ではなく40°しか動かないとすると、
肩甲上腕関節が140°動かなければならなくなってしまうのです。
通常動かないはずのところまで、頑張って動かなければならなくなるのです。
負担は大きくなり、三角筋の痛みにつながり、
無理矢理に挙げるため、肩峰と上腕骨がぶつかり、肩峰下の痛みにつながります。
肩甲胸郭関節の動きが悪いと、肩甲上腕関節の負担が大きくなってしまい、痛みにつながるということです。
では、ここから肩甲胸郭関節の動きを良くするためのケアをお伝えしていきます。
肩甲胸郭関節の動きを邪魔するものは色々あるのですが、もっとも原因になりやすいのが
前鋸筋です。
前鋸筋は、肩甲骨の内側から上位8~9個の肋骨につながっています。
この前鋸筋が短縮し、動きが悪いと、肩甲胸郭関節の動きも制限されてしまいます。
このような背中の丸まっている方や、
肩の下がっている方は前鋸筋が短縮していることが多いです。
今回お伝えするケアは、前鋸筋の筋膜リリースです。
筋膜リリースは、筋肉の表面の筋膜というものをほぐし、筋肉の動きを改善するものです。
前鋸筋の筋膜リリースには、グリッドフォームローラーという筋膜リリースアイテムがおすすめです。
なければ、ソフトボール大のボールで行っていきます。
写真のように、ほぐしたい方の肩甲骨を下にし、グリッドもしくはボールを脇の下に当てます。
体重を軽く乗せ、上下方向に身体を動かし前鋸筋をほぐしていきます。
これを、一分間。
一日一回でもいいです。続けてみてください。
肩甲胸郭関節の動きが改善し、肩が動かしやすくなると思います。
肩の痛みは複雑で、手を挙げる以外の動きで痛みの出る方もいらっしゃるかと思います。
私たちは、痛みの原因を根本から改善できるよう施術、トレーニングを行っておりますので、
この記事とは別の方の痛み肩をしている方のお力にもなれると思います。
お困りの方は、一度ご連絡ください。
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アスリート鍼灸整骨院 袋井
柔道整復師 石川瑞記